『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズを知りたいなぁ…。
こんな疑問を解決します。
- 2003年から始まったミステリーサスペンスシリーズ
- ダン・ブラウンの同名小説が原作
- 原作は56言語に翻訳され累計2億部の大ベストセラー
ダ・ヴィンチはその微笑に何を仕組んだのか.
本記事では『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズをおさらいしていきます。
映画『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズをおさらい!
公開年 | タイトル |
---|---|
2006 | ダ・ヴィンチ・コード |
2009 | 天使と悪魔 |
2016 | インフェルノ |
『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズは宗教象微学者ロバート・ラングドンを主人公に描いた長篇推理小説ラングドンシリーズ。原作は世界56言語に翻訳され、現在は累計2億部を突破した人気シリーズです。
映画版はトム・ハンクス主演、ロン・ハワード監督によって製作された本作ですが、原作の時系列通りでないのが問題…。原作は2作目→1作目→4作目といった順であり、3作目『ロスト・シンボル』と5作目『オリジン』は製作未定のままです。
ですが、1話完結型ストーリーなので時系列を気にせずに楽しめるのがラングドンシリーズの特徴。なので、気にせず公開順に観ていくのがオススメです!
そんな映画版の1作目『ダ・ヴィンチ・コード』ではキリストの秘密が隠されたダ・ヴィンチの名画。
2作目『天使と悪魔』はバチカンを舞台とした秘密結社イルミナティとガリレオ・ガリレイ。
3作目『インフェルノ』はボッティチェリの作品「地獄の見取り図」とダンテ・アリギエーリの「神曲」。
歴史上の名だたる偉人と芸術、秘密結社で構成されたシリーズということで知的好奇心が刺激されてたまらないのが本シリーズの特徴になります。
ダ・ウィンチ・コード(2006)
あらすじ
ルーブル美術館で殺された館長の周りに残された不可解な暗号。容疑者として現場に連れてこられたラングドンは、館長の孫娘で暗号解読者のソフィーに助け出される。ファーシュ警部をはじめとするフランス司法警察に追跡されながら、暗号の謎を解き始めるふたり。そこに歴史を覆す驚愕の真実が・・・!
出典:SONY PICTURES
予告動画
天使と悪魔(2009)
あらすじ
新しい教皇を選出するコンクラーベと行うことになったカトリック教会の総本山ヴァチカンで、候補者である枢機卿たちが誘拐される事件が発生。ヴァチカンの依頼で調査に乗り出した宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授は、教会に迫害された科学者たちが創設したという秘密結社イルミナティが、再び現代に姿を現したのではないかと推理する。犯人はスイスの研究所から恐るべき破壊力を秘めた反物質を盗み出し、ヴァチカンの爆破をも計画。ラングドン教授は美人科学者ヴィットリアの協力を得て、謎に包まれたこの事件の真相に迫っていく。
出典:SONY PICTURES
予告動画
インフェルノ(2016)
あらすじ
ラングドン教授(トム・ハンクス)に突き付けられた挑戦状、それは、アメリカの大富豪ゾブリスト(ベン・フォスター)が、人口増加問題の過激な解決策として生み出したウィルス。伝染病を利用した人口淘汰を目論むゾブリストが、詩人ダンテの叙事詩「神曲」<地獄篇インフェルノ>に隠した暗号コードとは?人類を滅亡に導く陰謀を阻むため、ラングドンが挑む謎とは?この謎が解けなければ、世界は“地獄”と化す――。
出典:SONY PICTURES
予告動画
ロスト・シンボル(2009)
あらすじ
世界最大の秘密結社、フリーメイソン。その最高位である歴史学者のピーター・ソロモンに急遽講演を依頼されたラングドンは、ワシントンDCへと向かう。しかし会場であるはずの連邦議会議事堂の〈ロタンダ〉でラングドンを待ち受けていたのは、ピーターの切断された右手首だった! そこには第一の暗号が。ピーターからあるものを託されたラングドンは、CIA保安局局長から、国家の安全保障に関わる暗号解読を依頼されるが。
出典:DAN BROWN 公式サイト
ラングドンシリーズ第三弾!
オリジン(2019)
あらすじ
宗教象徴学者ラングドンは、スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館を訪れていた。元教え子のカーシュが、“われわれはどこから来たのか”“われわれはどこへ行くのか”という人類最大の謎を解き明かす衝撃的な映像を発表するというのだ。カーシュがスポットライトを浴びて登場した次の瞬間、彼は額を撃ち抜かれて絶命した。カーシュ暗殺は、宗教界によるものか? もしくは、スペイン王宮の差し金か? かくして、誰も信用できない中で、ラングドンと美貌の美術館館長・アンブラは逃亡しながら、人工知能ウィンストンの助けを借りて謎に迫る!
出典:DAN BROWN公式サイト
ラングドンシリーズ第五弾!
映画『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの主要キャスト
ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)
トム・ハンクスはアメリカの俳優・監督・プロデューサー。彼は全米長寿パラエティ『サタデー・ナイト・ライブ』や『スプラッシュ』(1984) 『メイフィールドの怪人たち』(1989)といったコメディ映画を得意とするコメディアンとして活躍。1980年には『血ぬられた花嫁』で映画デビュー。『フィラデルフィア』(1993) や『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)などアカデミー賞常連名優へと成長した。また、映画監督としても高評価を得ており、『バンド・オブ・ブラザーズ』(2001) ではスティーヴン・スピルバーグ監督とともに製作総指揮を行い、息子のコリン・ハンクスとともに出演したことから話題となった。
ロバート・ラングドンはハーバード大学の宗教象徴学の教授。7歳の時に井戸に落ちてしまい、発券時は半死半生だったことから閉所恐怖症である。彼はキリスト教について深い知識と暗号解読・文字解析に優れた能力を持っており、数々の暗号を解読していく。
ソフィ・ヌヴー(オドレイ・トトゥ)
オドレイ・トトゥはフランスの女優。彼女はフランスのTV映画『Cœur de cible』(1996) で女優デビュー。フランス国内でキャリアを積むと、1999年に『エステサロン/ヴィーナス・ビューティ』がヒットし、よくとしのセザール賞有望若手女優賞とシュザンヌ・ビアンケッティ賞を受賞。そして2001年に『アメリ』でアメリ・プーラン役を演じ、世界的に有名な女優へと成長を果たした。
ソフィー・ヌヴーはフランスのDCPJ(司法警察中央局)の暗号解読官。4歳の時に両親と兄と一緒に乗った車が事故にあり、ソフィーだけが助かった過去を持つ。祖父のソニエールによって育てられたことからパズルや暗号の解き方を教わって育つが、両親のことを調べることを禁じられている。
リー・ティービング(イアン・マッケラン)
イアン・マッケランはイングランド出身の俳優。彼はジャンルをとらず舞台や映画で活躍しており、BBCは「マッケランの演技力は英国の舞台と映画の双方での居場所を彼に保証している」と評している。彼の出演作には、『X-MEN』シリーズや『ロード・オブ・ザ・リング・シリーズ』、『美女と野獣』(2017)などが有名である。
リー・ティービングは聖杯探索に情熱を燃やす老人。自家用飛行機を持つほどの富豪で、召使としてレミーを雇っている。
アリンガローサ(アルフレッド・モリーナ)
アルフレッド・モリーナはイギリスの俳優。彼は舞台でキャリアを積むと、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』でサティポ役で映画デビュー。そして『スパイダーマン2』(2004) でオクタビアス教授役で出演し話題となった。その他にも『17歳の肖像』(2009)、『人生は小説よりも奇なり』(2014) などに出演した。
アリンガローサはカトリック教会の組織オプス・デイの司教。シラスを”天使”と呼び大事にしているが…。
シラス(ポール・ベタニー)
ポール・ベタニーはイギリス出身の俳優。彼はアベンジャーズシリーズのヴィジョン役で知られている。その他にも『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018) にもドライデン・ヴォス役で出演した。
シラスはオプス・デイの狂信的信者。彼は色素欠乏症のため、皮膚や髪が白くなっている。そして過去に殺人の罪で投獄されているところをアリンガローサによって助けられ、彼に”天使”と呼ばれるようになる。
ファーシュ(ジャン・レノ)
ジャン・レノはフランスの俳優。彼はリュック・ベッソン監督の多くの作品に出演しており、『グラン・ブルー』(1988) や『レオン』(1994) といった代表作で貢献した。その後、『フレンチ・キス』(1995) や『ミッション:インポッシブル』(1996) や『RONI』(1998) といったハリウッドでも活躍するヨーロッパを代表する俳優としてキャリアを積んだ。
ファーシュはフランスのDCPJ(司法警察中央局)捜査官。オプス・デイの一員であり、襟にはバッジもつけている。
パトリック・マッケンナ/カメルレンゴ(ユアン・マクレガー)
ユアン・マクレガーはスコットランドの俳優。彼はTVドラマ『カラーに口紅』(1992) の主役に抜擢され本格デビューを果たす。この後も注目を集め続け、『トレインスポッティング』(1996) で映画初出演。そして『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でオビ=ワン・ケノービ役で出演し、人気を博した。その後も『ゴーストライター』(2010)ではヨーロッパ映画賞男優賞を受賞など数々の有名作で活躍している。
パトリック・マッケンナ(カメルレンゴ)はローマ教皇の秘書長。亡くなった教皇の侍従で、孤児だった頃に引き取られた過去を持つ。
ヴィットリア・ヴェトラ(アイェレット・ゾラー)
アイェレット・ゾラーはイスラエルの女優。彼はイスラエルで開催される映画祭で女優賞に複数回ノミネートされており、イスラエルを代表する女優として知られている。そんな彼女の出演作には、『逆転のメソッド』(2009) や『マン・オブ・スティール』(2013) 、『ラスト・ナイツ』(2015)などがある。
ヴィットリア・ヴェトラは欧州原子核研究機構の科学者。反物質を研究して亡くなったシルバーノとともに反物質の製造に成功した。
リヒター(ステラン・スカルスガルド)
ステラン・スカルスガルドはスウェーデン出身の俳優。彼は1982年に『Den Enfaldige mördaren(安易な殺人者)』での演技でベルリン映画祭男優賞を受賞し、国際的に注目される俳優となる。そしてアメリカに活躍の場を移すと、『グッドウィル・ハンティング/旅立ち』(1997) と『アミスタッド』(1997) に出演し、ヨーロッパへの貢献賞を受賞。その後、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでビル・ターナー役で注目を集めた。
リヒターはスイス衛兵隊長。
シエナ・ブルックス(フェリシティ・ジョーンズ)
フェリシティ・ジョーンズはイギリスの女優・モデル。彼女は『ミルドレッドの魔女学園』でTV初出演。『Servants』(2003) や『Northanger Abbey』(2007) などのTVシリーズに出演。そして『今日、キミに会えたら』(2011) で縁起を高く評価され、サンダンス映画祭でドラマ部門特別審査員賞を受賞。その他にも『アメイジング・スパイダーマン2』(2014) や『博士と彼女のセオリー』(2014) 、『ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー』など多くの映画作品で活躍する女優である。
シエナ・ブルックスはIQ208の天才女医。
ハリー・シムズ(イルファン・カーン)
イルファーン・カーンはインドの俳優。彼は2000年から俳優として本格的に活躍し始め、『その名にちなんで』(2006) で高評価を得ると、『スラムドッグ$ミリオネア』や『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』、『ジュラシック・ワールド』などに出演し話題となった。だが、2018年に神経内分泌腫瘍と診断され、ロンドンで治療を受けたが53歳という若さで死去してしまう。
ハリー・シムズは危機対応大機構の最高責任者。
クリストフ・ブシャール(オマール・シー)
オマール・シーはフランスの俳優・コメディアン。彼は『最強のふたり』(2011) でドリスを演じ、第24回東京国際映画祭最優秀男優賞、第37回セザール賞主演男優賞などを受賞した。主な出演作品には、『X-MEN:フューチャー&パスト』、『ジュラシック・ワールド』、『あしたは最高のはじまり』などがある。
クリストフ・ブジャールはWHOフランス支部職員。
エリザベス・シンスキー(シセ・バベット・クヌッセン)
シセ・バベット・クヌッセンはデンマークの女優。彼女は2010年のTVドラマ『コペンハーゲン/首相の決断』で主演を演じたことで注目を集める。その後、『アムール、愛の法廷』で第41回セザール賞助演女優賞を受賞した。
エリザベス・シンスキーはWHO事務局長。
バートランド・ゾブリスト(ベン・フォスター)
ベン・フォスターはアメリカの俳優。彼は『パニッシャー』(2004) や『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』(2006)、『ローン・サバイバー』(2013) などに出演したことで知られる。
バートランド・ゾブリストは人口爆発を憂える狂信的な生化学者。
『ダ・ヴィンチ・コード』の出版筆話を明かす映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』は世界的大ヒットを記録した『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの第4作目となった『インフェルノ』。その出版時に海賊行為と違法流出を恐れた出版社が著者であるダン・ブラウンの同意のもと、各国の翻訳形を秘密の地下室に隔離し、翻訳作業を行わせたというものでした。このデジタル時代ならではの仕掛けと伏線が散りばめられた本格ミステリーとして誕生した『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』。実話をベースにしたスリル溢れる展開は実物です!
キャッチコピーは…
あなたはこの結末を<誤訳>する.
あらすじ
ドイツのブックフェアの会場で、世界的ベストセラー「デダリュス」三部作の完結編「死にたくなかった男」の出版権を獲得したと、高らかに宣言するアングストローム(ランベール・ウィルソン)。出版社のオーナーである彼は、他言語の翻訳を同時にスタートし、この話題作を全世界で一斉発売すると確約する。
そのために選ばれた9カ国の翻訳者が、フランスの豪邸に集められた。携帯電話もパソコンもすべての通信機器を入り口で没収された彼らが、助手のローズマリー(サラ・ジロドー)の案内で連れて行かれたのは、ロシアの富豪が核戦争に備えて作ったという広大な要塞のごとき地下室だ。小説の流出を防ぐために屈強な警備員が監視する部屋で、毎日20ページだけ渡される原稿を翻訳、1ヶ月で仕上げ次の1ヶ月で推敲するというスケジュールが言い渡される。食事は豪華で週1の休日のための娯楽施設も完備だが、隔離生活には違いなかった。
初日から注目を集めたのは、その若さで英語版を任されたアレックス(アレックス・ロウザー)だ。慣れない環境で緊張する翻訳者の中で、豪快に居眠りを続けていたのだ。もう一人、ロシア版のカテリーナ(オルガ・キュリレンコ)も、完全に浮いていた。「デダリュス」のヒロイン、レベッカに入れ込むあまり、彼女と同じ白いドレスを纏い、ヘアスタイルやメイクも忠実に再現していた。一方で、金のためだと開き直る、ギリシャ語版のコンスタンティノス(マノリス・マヴロマタキス)のような翻訳者もいる。毎日顔を合わせ、同じ目的へ向かううちに、打ち解け合った9人の翻訳者たちは、やがて迎えたクリスマスの夜、ローズマリーを招待して聖夜を祝う。ところが、日付が変わる頃、事件は起きた。アングストロームの携帯電話に、「冒頭10ページを流出させた。500万ユーロで損失は止められる。24時間以内に払わないと、明日、次の100ページをネットで公開する」という脅迫メールが届いたのだ。メッセージの最後には、その夜、皆で合唱した歌のワンフレーズが引用されていた。
原稿にアクセスできる関係者は、本名も素顔も非公開の作者オスカル・ブラックと、アングストロームだけだ。翻訳者の犯行だと確信したアングストロームは、次の100ページを配らなければ流出できないはずだと、翻訳作業を中止する。普段から反抗的なポルトガル語版のテルマ(マリア・レイチ)は、私物の捜査に抵抗するが、暴力も辞さない警備員たちに押さえつけられる。身の危険を感じた翻訳者たちは、「いつコピーした?」「ネット接続の方法は?」と推理するがすぐに行き詰まり、互いに疑いの目を向け始める。
出典:GAGA
予告動画
『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズをおさらい|まとめ
公開年 | タイトル |
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2006 | ダ・ヴィンチ・コード |
2009 | 天使と悪魔 |
2016 | インフェルノ |
映画版『ダ・ヴィンチ・コード』は現在3作品が公開されており、原作を付け足すと全5作品が公開されています。
結論
『ダ・ヴィンチ・コード』のオススメは?
- 映画『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ
- 映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
- 長篇推理小説ラングドンシリーズ
今回は以上です。
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