『ヘルレイザー』シリーズ全10作品一覧｜最新情報まで紹介！

ある日、ロンドン郊外の古い屋敷で一人暮らしをしていたフランク・コットンは、怪しげな東洋人から奇妙なパズルボックスを購入した。その箱は「ヘル・レイザー」と呼ばれ、そのパズルボックスを解き明かせば「究極の快楽」が得られるというものらしい。フランクは早速試しにパズルを組み替えると、その中から飛び出してきた何本もの鎖のフックが体中に食い込み、皮膚を裂かれて木っ端微塵になってしまった。

それから数年後…
空き家となったフランクの屋敷に彼の兄ラリーが20歳になる娘カースティと後妻ジュリアを連れて引っ越してきた。そんな家族には秘密があり、かつてジュリアとフランクは愛人関係で今でもその頃を忘れずにいられないでいたのだ。

妻のそんな秘密を知らないラリーは上機嫌で引越し作業をしていると、その作業中に手を釘に引っ掛けてしまい怪我をしてしまう。真っ赤な血が床に滴り落ち、消滅したはずのフランクが悍しい姿で現れたのだった。

前作の出来事からカースティは精神病院へ入っていた。彼女はあの事件について警察や病院で語るうちに精神を病んでしまったと判断され入院を余儀なくされていた。そんな中、彼女の夢で「助けてくれ…」という父のメッセージではないかと思える現象があらわれる。

病院内の人々は彼女の話を信じない中、院長のチャナードだけは違った。彼はなんとパズルボックスを研究しており、魔界を見てみたいと思っていたのだ。今回もカースティから経緯を聞いていると、あの事件現場のマットレスがその鍵になることを知ってしまう。早速、院長は事件現場からマットレスを持ってくると狂った1人の患者を怪我させてマットレスに沈めてしまう。その瞬間、血だらけの継母ジュリアが復活してしまう。

新人TVレポーターであるジョーイは、魔道士と不可解なボックスについて学んでいた。そんな彼の初仕事は、夜の救急病院からの現場レポートだった。しかし、今夜に限って救急車は現れず、クルー達は別の事件を取材するために帰ってしまう。

すると、１人になったジョーイのところへ救急車が到着し、その中身を見た彼は驚愕することになる。それは全身に無数の鎖を食い込まれた男が運び込まれてきたのだ。その患者は集中治療室へ送り込まれていくが、その鎖が勝手に暴れだして彼の身体を引き裂いてしまう。この事件にただならぬ気配を感じたジョーイは、ボックスと男性と一緒にいたテリーという女性を追って事件にのめり込んでいく。

2127年、宇宙ステーション内で勤務するポール・マーチャント博士は、彼の先祖からの願いを果たそうとパズルボックスを解こうとしたとき、突入してきた宇宙警備隊の特殊部隊に捕獲されてしまう。捕獲されたポール博士は取り調べにあたるリマーに対し、自分の血脈とパズルボックスの因縁を語り始めた。

ジョセフ・ソーンは刑事でありながら、任務中に薬物を使用している堕落した人物だった。そんなある日、彼のもとにある怪死事件に呼び出され相棒のトニーと共に捜査を開始するのだが、被害者のチョウはジョセフの高校生時代の同級生だった。

現場に到着した彼の目には驚くべき光景が広がっていた。それは、奇妙な模様のついた箱と切断された子供の指があり、何かの儀式的殺人が行われた場所のようだった。

ジョセフはその箱になぜか魅力的なぜか魅力的に映り、不思議な箱を見つてけ持ち帰ってしまう。家に帰ると、彼はその箱がパズルであるとわかり、すぐさまパズルを解いてしまった。

ほどなくして彼の周辺で凄惨な連続殺人事件が発生し、やがて謎の幻覚が見えるようになり…。

トレヴァーは妻のカースティとドライブ中、事故で車を橋から転落させたことで川の中へ転落してしまう。トレヴァーは必死になって車から脱出して一命を取り留めたが、妻は車中に取り残されて助け出すことはできなかった。

それから１ヶ月後…
トレヴァーは病院のベットで目覚める。だが、トレヴァーは事故以来の記憶が曖昧で頭痛と幻覚に悩まされていた。女医のアリソンは事故で頭部を損傷したことから記憶が混乱しているだけだというが、トレヴァーは現実とファンタジーの区別がつかなくなってきていた。

そんな中、事故を捜査している警察は妻の死体を発見出来ず行方不明のままだった…。

エイミー・クラインはロンドンのアンダーグランド新聞社で働くジャーナリスト。彼女は上司のチャールズに匿名で送られてきたビデオを見せられる。そこには自殺した人物が蘇生するというシーンが映っていた。特撮かと不審がるエイミーに、チャールズが「ディーダーズ」と呼ぶカルト集団との関連を示唆して調査するよう命じる。エイミーは、ビデオの送り元の住所であるルーマニアのブカレストに向かい、ビデオの起源について調査を始める。

大学に通うチェルシーを始めとする５人の友達は、あるウェブサイトの恐怖を売り物にしているオンラインゲーム”HELLWORLD”に没頭していた。そのうちの１人であるアダムが何かにとりつかれたまま、ゲームの最中に自殺したことにより、今までの関係がギクシャクするようになる。

それから２年後のある日のこと、彼らのパソコンにそのサイトを主催する奇妙な箱がデザインされたパーティーの招待状が届く。「本物の恐怖が体験できる！」興奮を抑えきれずに会場となる館に赴いた彼らを、パーティーのホストが迎える。賑やかなパーティーと”HELLWORLD”関係のレアグッズで興奮する彼らに「WELCOM TO HELLWORLD!」と歓迎。しかし、彼らには”HELLWORLD”が現実になったかのような体験が待ち受けていた。

臆病なニコとスティーブンは、何もない田舎暮らしに嫌になり、自由を求めて国境を越えてメキシコのティファナへ向かった。そして彼らは酔っぱらった挙句、自分自身のことを撮影して思い思いの時間を過ごしていた。しかし、彼らはなぜか消息を立ってしまい、メキシコ当局はスティーブンらが最後の瞬間を記録したビデオ録画や華やかなパズルボックスなどを両親に返還した。

そして１年後、スティーブンとニコを失った家族たちは夕食のために集まっていた。スティーブンの妹のニコとガールフレンドのエマは問題のビデオを見たいと家族に頼むが、家族は明らかにしない。それが理由で家族の夕食は緊張感が高まってしまう。その後、強制的にビデオを見ることになり、その中には恐ろしいものが映されていた。

地球上では３人の刑事がモーセの十戒に基づいて殺害されたプリセプターと呼ばれる連続殺人犯を調査していた。やがて彼らを地獄の奥深くまで知ることになる…。