『メリー・ポピンズ』シリーズ一覧｜あらすじ・キャスト・スタッフを紹介！

舞台は1910年のロンドン、桜通り17番地に住むバンクス家。ジョージ・バンクスは厳密な銀行勤めの男性、その妻ウィニフレッドは男女同権を訴え、女性参政権運動に熱心な女性。そんな多忙な２人にはヤンチャ盛りの娘ジェーンと息子マイケルがおり、悪ふざけが大好き！ジョージは子供達のために乳母を募集する広告を作って探すことに。バンクスが望むのは厳しい乳母。けれど子どもたちが望むのは「優しくてユーモアがあって魅力的な人」がいい。そこで子どもたちは自分たちも手紙を作り、バンクスに渡すのです。バンクスは子供達の意見を取り合わず、せっかく書いた手紙を破って暖炉に捨ててしまうのだった。すると紙切れは煙突に吸い込まれ、空へと飛んでいくのだった。

すると翌朝、パラソルを開いた女性が東風に乗って現れる。彼女の名はメリー・ポピンズ。その手には破り捨てられたはずの子どもたちの手紙が…。優しくて美人でユーモア満点、おまけに魔法まで使えるときたら子どもたちも大喜び！しかし、気難しいバンクスはメリー・ポピンズをよく思っておらず…。

舞台は1935年の大恐慌を迎えたロンドン。妻を亡くしたばかりのマイケル・バンクスは、３人の子どもたち、アナベル、ジョン、ジョージと家政婦のエレンと共に暮らしていた。そんなある日、銀行の弁護士が５日後の金曜日の24時までにローンの返済をしないと家を取り押さえるというのだ。動揺するマイケルだったが、父親が所有していた債券を残しているはずだからローンを返済できると考えるも、どこにあるかわからない。荷物に囲まれながら探すも書類は見つけられず、妻のネックレスを見つけて思い出に浸ったり…。そんなとき、子ども時代に遊んだボロボロの凧を見つけ、外のゴミ箱に捨てる。すると瞬く間に雲が空を覆い強い風が吹き始め、凧は電灯屋のジャックとマイケルがいる公園へ。なんとかジョージが凧紐を捕まえ、飛ばされないように踏ん張っていると凧は空高く舞い上がり雲の中に消えていった。

すると急に空が明るくなり、消えていく雲の間からメリー・ポピンズが舞い降りてきた。彼女は子どもたちを見て顔見知りのジャックに挨拶をすると、再び教育係としてバンクス家に向かう。