『メカニック』シリーズ一覧｜あらすじ・キャスト・スタッフまで紹介！

ロサンゼルスのあるホテルの一室で、向かいのアパートを凝視する男がいた。やがて夜が明け、そのホテルは大爆発を起こすのであった。その男はアーサー・ビショップ、あくまで仕事として”組織”からの依頼を請け負い、ターゲットを速やかに暗殺する殺し屋なのだ。殺しを科学と心得、危険で難解なものへの飽きなき探究で、その状況で最も不自然のない形で事故や病死に見せかけて殺していく。そんな彼を「メカニック」と呼び、プロフェショナルの殺し屋として裏社会で有名であった。

そんなビショップがいつものように”組織”から依頼書に目を通すと、そこには亡き父の友人で組織の１員であるハリー・マッケンナの顔写真が入っていた。ハリーは何らかの不始末をしでかしたとして、本人からも相談されていた。だが、依頼は絶対であり、ビショップもその命を奪うのだった。

どんな相手でも依頼があれば必ず仕留める凄腕の殺し屋「メカニック」のアーサー・ビショップ。彼はコロンビアで1人の麻薬王を事故死でに見せかけて殺し、静かにその場から立ち去っていた。

そんなある日、ルイジアナ州ニューオリンズに隠れ家を持つビショップの元に依頼が入る。それは自分に殺しの技術を教えてくれた恩人であり友人のハリー・マッケンナの暗殺依頼だった。半年前、南アフリカで行われる予定だった暗殺計画を裏切りものが外部に漏らし、５人のチームが返り討ちにあって失敗したのだ。その密告者は借金まみれのハリーしか考えられなかったのだ。雇い主のディーンは、48時間という条件を突きつけハリー殺しの依頼を受けるのだった。

アーサー・ビショップは、「メカニック」と呼ばれる凄腕の殺し屋を引退し、名前を変え、リオデジャネイロでひっそりと暮らしていた。だが、そんなある日、ビショップのもとに見知らぬ女が現れ、再び殺しの依頼を持ってくる。しかも依頼主は幼少期からビショップと共に殺し屋として育てられたクレインからのものだった。

クレインからは過去の因縁からビショップに対して強い恨みを抱いており、そんな彼が仕事の依頼をしてきたことに違和感を持ち、その場にいた殺し屋たちを次々と倒して逃走するのだった。