『ファンタズム』シリーズ一覧|全5作品のあらすじ・キャスト・スタッフ紹介!
映画『ファンタズム』シリーズは、ナイーブで孤独な少年の感受性が生んだ恐怖幻想を心のプリズムを通して描いたホラーファンタジー作品。アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭審査員特別賞受賞作を受賞し、30万ドルという低予算で制作されたにもかかわらず、興行収入1,100万ドルを超える大ヒットを収めました。
本記事では、インディベント系ホラー映画の代表作『ファンタズム』シリーズを紹介していきます。
目次
ファンタズム(1979)
ファンタズム
異次元世界に迷い込んだ少年の恐怖体験を描いたファンタジックホラー。ドン・コスカレリ監督の出世作となるシリーズ第1作目。怪異なビジュアルと独特の映像構成が、得体の知れない怖さを呼ぶ。人を襲うシルバースフィアのインパクトは絶大。
あらすじ
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深夜の墓場で愛し合う男女。エクスタシーに上り詰めた直後、女の手によって刺殺。その顔は額の広い中年男性に変わっていく…。
モーニングサイド霊園でトミーの葬儀に来た青年ジュディとレジーは、トミーが自殺するなんて信じられないと話し、墓地に隣接する霊園に立ち寄る。霊園の中には不穏な空気が立ち込め、得体の知れない黒マントの何かが逃げ隠れしていた。その時、突然ノッポの墓守(トールマン)が現れ、「葬儀が始まりますよ」という。
一方、ジュディの弟マイクは、葬儀屋のノッポの墓守が1人で軽々と棺桶持ち上げ、車へ積め込むのをみる。人間離れした怪力を不思議に思い、水晶玉占いの老婆に相談に行く。しかし、「怖いと思っているから、ありもしないものが見えただけ。」と諭されてしまった。
その夜、スナックでジュディが女と仲良くなり、霊園に向かおうとしていた。2人は墓石の上で服を脱ぎ始める中、草むらから盗み見ていたマイクが煙の唸り声を聞き、黒マントの何かが飛び出してくる。悲鳴をあげて逃げ出すマイク。それをみたジュディは、女を残したままマイクの後を追い、問いただして見ると、黒くて小さな獣のようなものに襲われたと現実離れしたことを訴える。そして、ジュディが元の場所へ戻ると女の姿は消えていた。
予告動画
キャスト
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役名 | 俳優 |
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マイク | マイケル・ボールドウィン |
ジョディ | ビル・ソーンベリー |
レジー | レジー・バニスター |
ラベンダーの女 | キャシー・レスター |
占い師の孫娘 | テリー・カルバス |
トールマン | アンガス・スクリム |
スタッフ
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監督 | ドン・コスカレリ |
脚本 | ドン・コスカレリ |
音楽 | フレッド・マイロー |
音楽 | マルコム・シーグレーヴ |
ファンタズムⅡ(1988)
ファンタズムII
「ファンタズム」ワールドはさらにディープに。現実と夢が交錯するカルトホラー第2弾。前作と比べて飛躍的に上がった特殊効果の描写が見もの。進化したシルバースフィアや対抗する武器も登場。派手なアクションやヒロインの存在が展開を盛り上げてくれる。
あらすじ
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不気味な葬儀屋トールマンの悪夢から数年後。少年マイクはあの体験のショックから立ち直れずに精神病院にいた。そんんなある日、遠くの町で暮らすエリザベスは、テレパシー能力を通じてマイクと出会う。彼女が言うにはマイクやトールマンのことを知っており、8年前から悪夢に悩まされているというのだ。兄の親友のレジーの助けもあって立ち直りかけていたマイクは、正気に戻った演技をして病院を脱出。退院したマイクは、再びトールマンが復活したことを知り、レジーと共にトールマンに戦いを挑む。
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キャスト
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役名 | 俳優 |
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マイク | ジェームズ・レグロス |
レジー | レジー・バニスター |
トールマン | アンガス・スクリム |
リズ | ポーラ・アーヴィン |
アルケミー | サマンサ・フィリップス |
メイヤーズ神父 | ケネス・タイガー |
スタッフ
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監督 | ドン・コスカレリ |
製作総指揮 | ダック・コスカレリ |
脚本 | ドン・コスカレリ |
音楽 | フレッド・マイロー |
音楽 | クリストファー・L・ストーン |
ファンタズムⅢ(1994)
ファンタズムIII
ホラー映画の定番「ゾンビ」が登場。より混迷を深めるカルトホラーシリーズ第3弾。新たな仲間が加わり、明らかになったトールマンたちの野望に立ち向かう展開が熱い。使役されるゾンビのグロホラー感、どんどん広がっていく大袈裟な世界観にも胸が高鳴る。
あらすじ
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レジーたちはトールマンを倒したはずが、新たなトールマンが現れて親友マイクが連れ去られてしまう。そしてレジーはマイクを探す旅を続けていた。その旅の途中、トールマンに両親を奪われたティム。そしてシルバー・スフィアに友人を奪われたロッキー。3人は復讐の想いを共有し、トールマンを追い始めるが…。
予告動画
キャスト
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役名 | 俳優 |
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マイク | A・マイケル・ボールドウィン |
レジー | レジー・バニスター |
トールマン | アンガス・スクリム |
ジョディ | ビル・ソーンベリー |
ロッキー | グロリア・リン・ヘンリー |
ティム | ケヴィン・コナーズ |
エドナ | シンディ・アンブエル |
ヘンリー | ジョン・デイヴィス・チャンドラー |
ルーファス | ブルックス・ガードナー |
スタッフ
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監督 | ドン・コスカレリ |
製作総指揮 | ダック・コスカレリ |
脚本 | ドン・コスカレリ |
音楽 | フレッド・マイロー |
音楽 | クリストファー・L・ストーン |
ファンタズムⅣ(1998)
ファンタズムIV
ついに明かされるトールマンの誕生秘話。衝撃の展開を見せるカルトホラー第4弾。過去3作の未使用映像で構成された回想ストーリーが斬新。シリーズの代名詞であるトールマンの秘密が明かされる展開が壮大で、不思議で不気味な作風がより強まっている。
あらすじ
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トールマンによってジョディがシルバースフィアに埋め込まれてしまった。そしてマイクは兄ジョディを追い、トールマンへの復讐心を募らせる。そんな彼の前にトールマンが現れ、死の谷と呼ばれる荒野へと導いた。さらに時空を遡り、マイクは驚愕の事実を目の当たりにする。
予告動画
キャスト
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役名 | 俳優 |
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トールマン | アンガス・スクリム |
マイク | A・マイケル・ボールドウィン |
レジー | レジー・バニスター |
ジョディ | ビル・ソーンベリー |
ジェニファー | ハイディ・マーンハウト |
スタッフ
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監督 | ドン・コスカレリ |
脚本 | ドン・コスカレリ |
音楽 | クリストファー・L・ストーン |
ファンタズムⅤ ザ・ファイナル(2016)
ファンタズムⅤ:ザ・ファイナル
怪人・トールマンとの戦いは、ついに終結!伝説のカルトホラーシリーズ第5弾。巨大化したシルバースフィアの脅威、待ち受ける世界の姿など、ファンにはたまらない驚きの展開が目白押し。約40年にわたる物語の行く末に、興奮と同時に寂しさも覚える。
あらすじ
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マイクとジョディを探して荒野を彷徨うレジーは、愛車の1971年型クーダを見つけ、時空を行き来しながら現実と悪夢を乗り越えていた。ついにマイクとジョディとの再開を果たすが、彼らの前にトールマンが現れ、衝撃の真実を語り始める。そして、トールマンが操る殺人鉄球シルバー・スフィアは地球を破壊できるほど巨大化していた。レジーたちはトールマンを止めるため、最後の戦いが始まろうとしていた。
予告動画
キャスト
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役名 | 俳優 |
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レジー | レジー・バニスター |
マイク | A・マイケル・ボールドウィン |
ジョディ | ビル・ソーンベリー |
ラベンダーの女 | キャット・レスター |
ロッキー | グロリア・リン・ヘンリー |
ドーン | ドーン・コディ |
チャンク | スティーヴン・ジュトラス |
トールマン | アンガス・スクリム |
スタッフ
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監督 | デヴィッド・ハートマン |
製作総指揮 | ブラッド・バルー |
脚本 | ドン・コスカレリ |
脚本 | デヴィッド・ハートマン |
音楽 | クリストファー・L・ストーン |
トールマン役|アンガス・スクリム出演作品もチェック!
名前 | アンガス・スクリム |
英名 | Angus Scrimm |
本名 | Lawrence Rory Guy |
生年月日 | 1926年8月19日 |
没年月日 | 2016年1月9日(89歳没) |
出生地 | カンザス州/ロサンゼルス |
職業 | 俳優/著者 |
アンガス・スクリムは、元々ジャーナリスト兼ライター、編集者として活動し、キャピトル・レコーダーに9年間勤務しました。その間にフランク・シナトラやナット・キング・コール、ディーン・マーティンといった大物歌手のライナーノーツも執筆。俳優としては『ファンタズム』シリーズの顔として人気を博し、独特の風貌と雰囲気で”トールマン”を演じ切った。この”トールマン”の演技は、彼の安定したキャリアに繋がり、その後もさまざまな作品に出演した。
ウェス・クレイヴンズ・ウィッシュマスター(1997)
あらすじ
古代遺跡から発掘された真紅の宝石「ファイア・オパール」が、宝石鑑定士・アレクサンドラのもとに巡り巡ってやってきた。宝石は妖しい光を放ち、彼女に幻覚を見せる。すると、彼女の周囲で次々と人が殺され、彼女の目の前には謎の殺人鬼が現れる。
出典:U-NEXTより
セール・オブ・ザ・デッド(2008)
あらすじ
殺人罪に問われ、牢屋で処刑を待つ墓荒らしの死体泥棒アーサー。相棒にして親友のウィリーが先にギロチンにかけられたその日、彼の牢屋にダフィー神父という男が訪ねてくる。死刑囚の最後の言葉を効くのが務めだと語る神父の言葉に、「自分は死体泥棒だが人殺しなどしていない」と言うアーサーは、信じられないような自らの体験談を語り始める。それは、幼く貧しかった彼が死体泥棒となり、やがて死んでいるはずなのに人を襲う奇妙な死体<アンデッド>を発見し、それらを売りさばいて大金を得ていたという驚くべき話だった。アーサーの話にすっかりのめり込んでゆくダフィー神父。しかし、その裏には“生きた死体”をめぐる恐るべき陰謀が潜んでいた!!!!
出典:クロークワークス公式サイト
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