『スピーシーズ』シリーズ一覧｜全４作品のあらすじ・キャスト・スタッフを紹介！

1974年、人類はかつて地球外知的生命体と交信するため、宇宙に向けてメッセージを送信した。その後、何の成果もないまま日が流れ、地球外生命体との交信は不可能とされていた。

そして1993年のある日、人間の元に謎の生命体から返信が届く。そこには、無限のエネルギーを確保できるメタン触媒の構造式と人類のDNAと統合できる謎のDNAに関する情報が含まれていた。

科学者たちは送られてきたデータをもとに生命誕生の謎を暴こうとし、新たな生命体を作り出す。人類の手によって創り出された人間はたちまち成長し、わずか３週間で少女の姿に変貌を遂げる。異常な成長を遂げる少女に”シル”と名付け、実験を行い始める。

そんな彼女の異常な成長に恐れをなした一部の科学者たちは、大人になる前に毒殺しようと企む。だが、毒殺は失敗してシルは脱走。人と見分けがつかない彼女は人間社会に紛れ込み、優秀なオスを求めて人類に危害を加え始める。

あの惨劇から３年後。宇宙飛行士のパトリック・ロス、アン・サンパス、デニス・ギャンブルの３人は、火星探査で火星の土の採取に成功する。だが、帰還準備中に採取した土の一部が粘液化し、パトリックとギャンブル、アンの３人に粘液が飛びかかった。それから７分間、火星探索船からの通信不通が続き、パトリックたちは何もなかったかのように再び地球と交信し、無事地球へ帰還する。

一方、軍の施設ではローラ・ベイカー博士がエイリアン対策の実験を行っていた。そこでは人間のDNAと結合させて作り上げた”シル”のクローンである”イヴ”を実験対象とし、異性との接触を徹底的に禁じた環境下でエイリアン対策の実験を行っていた。

そんなある日、地球に戻ってきたパトリックとか性行為を行った女性が変死を遂げる。実は稼いで採取した土に謎の生命体が紛れ込んでおり、空白の７分間に３人はエイリアンに寄生されていたのだ。本人も気付かぬまま、エイリアンに体を乗っ取られ、女性を求め歩き、性行為によって次々とエイリアンを増殖させる。この非常事態にパトリックたち捕獲を命じられたのは、かつてエイリアンと戦ったローラ博士とボディーガードのプレス。さらに、ローラの元で作られた”シル”のクローン”イヴ”が持つテレパシー能力を利用することでパトリックの居場所を探そうとするが、パトリックと感応したことで”イヴ”の本能が目覚めてしまう。

かつて人間とエイリアンの混合種を創造する計画に携わった科学者アボットは、純粋種の命を宿した”スピーシーズ”イヴを緊急輸送車で運んでいた。そんなイヴは死の直前、女の赤ん坊サラを産み落としたのだが、その直後に同乗したエイリアンに殺され、アボットは赤ん坊を抱えて逃走。科学的に名声を得るため、その子に”サラ”と名付け、ひそかに育てることになる。そして教授はサラの卵子を利用し、完璧なエイリアンを作り出そうとしていた。

しかし、博士の元に人間との混合種エイリアンが現れる。彼らは人間とハーフであるが故に、遺伝子に欠陥があった為m完璧なDNAを持つサラと交配して子孫を残そうと彼女の行方を追っていた。訪れた男はすぐに始末するが、彼らの仲間がサラを狙ってくるのは間違いない…。そこでアボット教授は優秀な学生ディーンを仲間に引き入れ、研究を急ぐ。

類まれな頭脳と美貌を持つミランダは、大学教授の叔父トムとともに田舎町で静かに暮らしていた。ところがある日、ミランダは突如エイリアンへと変貌し、輸送先の病院スタッフを惨殺してしまう。正気に戻ったミランダは自首しようとするが、トムがそれを許さない。実はトムは本当の叔父ではなく、遺伝子研究のために自らが人間とエイリアンのDNAを掛け合わせて作ったのがミランダだったというのだ。トムの告白に衝撃を受けるミランダだが、体の症状が悪化すればエイリアンに乗っ取られてしまう。この事態に元同僚フォーブスに助けを求める野田が、次第にミランダは種を残すという本能を抑えられず、生殖相手を求めて暴走していく。