『ハムナプトラ』シリーズ一覧｜あらすじ・キャストを紹介！

今から遡ること紀元前1290年のエジプト。邪悪な力を宿した大司祭”イムホテップ”は、当時の国王である”セティ１世”の愛人”アナクスナムン”と禁断の恋に落ちていた。セティ１世から仲を疑われる２人は、アナクスナムンを我がものとするために思わずセティ１世を殺してしまう。しかし、そのクーデターの途中、アナクスナムンが敵に捕まり自ら命を立ってしまったのだ。悲しみに嘆いたイムホテップは、彼女を蘇らせることを誓い、その場から逃走する。

それから数年の時が経ち、イムホテップは死者の書を持って不死の国「ハムナプトラ」へ向かっていた。悲しみに嘆いたイムホテップは、アナクスナムン復活の儀式の最中に王の兵団に乱入され、儀式は中断される。その中断の代償に神官はミイラとなってしまう。そして首謀者のイムホテップは残酷すぎて行われることのなかった禁断の呪い「ホムダイ」で処刑される。このホムダイとは、人の肉を食べるスカラベに生きたまま食べ殺されるという非常に残酷な刑であった。こうして、イムホテップはこの世に恨みを抱きながら死んでいった…。

今から遡ること約5000年前。紀元前3067年の都市テーベには世界を自らの手中に治めるため、最強の戦士スコーピオン・キングが乱を起こしていた。７年余りを戦い続けた末、スコーピオン・キング率いる軍は聖なるオアシス「アム・シェアーの聖なる砂漠」まで逃げていた。そこで死の間際、スコーピオン・キングはアヌビス神へ「自らの命を助けてくれるのならば、自分はアヌビス神のしもべになる」というものだった。

そして1933年、リックとエヴリンはイムホテップを倒し、愛が芽生えたリックとエヴリンは結婚して、8歳の息子アレックスとともに幸せに暮らしていた。好奇心旺盛なリック夫妻は、いまだに数々の遺跡などに出かけては発掘調査を行っており、ある時はエジプトの遺跡で「アヌビスの指輪」という宝を見つけるのだった。

それをイギリスにある自宅に持ち帰ったエヴリン。その「アヌビスの指輪」を好奇心旺盛なアレックスが嵌めてしまった！

そんな時、何者かがリック家に進入し、アレックスを拉致されてしまう。

今から約2000前の中国。圧倒的な力を有した皇帝は力に溺れ、武力こそ全てであると考え、世界を我がものにしようと企んでいた。しかし、その野望を達成するには人の一生は余りにも短い…。そこで永遠の命を手に入れようと躍起に探していた。そんな皇帝が頼ったのはツイ・ユアンという妖術師。彼女は力があるだけでなく、容姿にも恵まれていた。そこで皇帝はツイ・ユアンと皇帝と旧友関係にあり、非常に忠実で信頼における家臣であるミン・グオ将軍をシルクロードへ派遣する。

そして、とうとうトゥルファン僧院で不老不死に関する魔術を発見し、都に戻った２人。だが、皇帝からの言いつけを破り、ツイ・ユアンとミン・グオ将軍は恋に落ちてしまい、それが皇帝の耳に入ってしまう。皇帝は怒りに震え、ミン・グオ将軍を八つ裂きの刑で処刑してしまったのだ。

さらに皇帝はその処刑の様子をユアンに見せつけ、皇帝に対して深い憎悪の念を持つようになる。それから少し時が過ぎ…皇帝に対して不老不死になるための儀式が行われる。だが、ユアンがかけた魔術は不老不死の魔術ではなく、皇帝とその部下を陶器に変えるものだった。それからというもの、陶器に変わった彼らは中国のどこかで密かに封印され続けるのだった…。

古代エジプト。ゴモラの都を支配し、他部族の虐殺を進めるメムノン。少数民族はメムノンを打倒しようと一致団結、その暗殺を戦士マサイアスに託す。メムノンに従う預言者カサンドラを人質にして機会を伺うマサイアスだが、次第に彼女と惹かれ合うようになる。