『キャプテン・アメリカ』シリーズはこの順番で観よう｜全３作品を公開順に紹介！

1942年3月…第二次世界大戦の最中。ナチスの将校ヨハン・シュミット（ヒューゴ・ウィーヴィング）の部隊がノルウェーのトンスベルグに侵攻し、オーディンから由来する巨大なパワーを持つ「四次元キューブ」を強奪した。ナチスの科学者アーニム・ゾラの協力で四次元キューブを大量破壊兵器に転用することに成功し、シュミットとゾラはナチスを離反し秘密組織「ヒドラ」を創設した。

一方、アメリカでは貧弱な身体だが正義感は人一倍高い青年「スティーヴ・ロジャーズ」が戦争を終わらせたいという思いから出身地を偽造してまで５回も入隊を志願するも不合格となっていた。そこに偶然出会った科学者エイブラハム・アースキン博士に見出され、彼の計らいで「スーパーソルジャー計画」の被験者として入隊を許可された。アースキン博士は自身が開発した”人間の肉体と精神を強化する超人血清”と”ヴァイタ・レイ”による人体強化により鋼鉄の肉体と超パワーを持つスーパーソルジャーとなった。だが実験成功も束の間、実験施設がヨハン・シュミット率いる「ヒドラ」に襲撃され、アースキン博士は暗殺。スーパーソルジャー計画が凍結されてしまうのだった…。

『アベンジャーズ』におけるチタウリの進行によるニューヨークの戦いから２年後。スティーヴ・ロジャースはワシントンD.C.で暮らし、国際平和維持組織S.H.E.L.D.（シールド）のニック・フューリーの下で働きつつ、現代に馴染もうと苦労していた。

ある日、インド洋にあるS.H.E.L.Dの船舶が海賊ジョルジュ・パトロックによって占拠され、スティーヴとエージェント・ナターシャ・ロマノフはエージェント・ラムロウが率いる対テロ作戦部隊S.T.R.I.K.E.と共に人質救出へ向かい、無事人質を救出する。しかし、ナターシャが船内のコンピューターからデータを回収する姿を見て、自分の知らない任務が裏で行われていたことを知る。スティーブはトリスケリオンへ帰還すると、フューリーからS.H.I.E.L.D.が進める「インサイト計画」という国民を監視する極秘計画を進めていることを聞く。これはスパイ衛星によって敵の所在を把握し、三基のヘリキャリア（飛行空母）から先制攻撃するというもの。フューリーはこの計画に賛同しつつも当初聞かされていた内容とは違うことに気付き、真相を探るべくナターシャに船からデータを持ち帰るように命じていたのだった。持ち帰ったデータが解析できないことを不審に思ったフューリーは世界安全保障委員会のアレクサンダー・ピアースに計画の延期を要求した。

ピアースのオフィスを後にしたフューリー出会ったが、移動中に謎のテロリスト集団「ウィンター・ソルジャー」に襲撃され、間一髪のところで逃げ延びるもナターシャが持ち帰ったUSBメモリをスティーヴに託し、フューリーが「誰も信用するな」とスティーブに告げ、テロリストの銃弾を受けフューリーは昏倒する。スティーブは発砲したテロリストである「ウィンター・ソルジャー」を追いかけるが、取り逃がしてしまうのだった。

ソコヴィアでのウルトロンとの戦いから約１年後。所属していた国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.（シールド）が崩壊した後、独自に世界各地で活動していた。ある時、アベンジャーズは第二次大戦中に生まれた世界征服を企む秘密組織「ヒドラ」の残党ブロック・ラムロウがリーダーを務めるテロ計画を阻止するため、スティーヴ・ロジャース率いるアベンジャーズがナイジェリアの都市ラゴスに出撃する。計画を阻止されたラムロウはスティーヴを道連れに自爆を図るが、それを阻止しようとしたワンダの行動により一般市民に犠牲者が出てしまう。この事件を引き金に世間ではアベンジャーズを危惧する声が高まり、各国政府は「ソコヴィア協定」を制定してアベンジャーズを国際連合の管理下に置くことを考え始める。

ソコヴィア協定が締結すればアベンジャーズの出勤には国連の判断が必要となり、これまでのように自由に活動が出来なくなる。アベンジャーズメンバーに協定に著名するよう働きかけるが、トニー・スタークと友人であるジェームズ・ローズ大佐、ヴィジョン、ナターシャ・ロマノフ＝ブラック・ウィンドウが同調し、協定に賛成する。だが、スティーヴは「正義を行うのに指示を待つのか？」と疑問を唱え、サム・ウィルソン=ファルコンやワンダと共に、スティーブはトニーたちと対立する形となってしまう…。