映画『デッドプール』シリーズはマーベル・コミックの人気キャラクターを単独映画化した破天荒ヒーロー映画。過激なジョークとバイオレンス描写で活写したR指定のアクション・コメディ映画で全世界で大ヒットを記録しました。
過去2作品は20世紀スタジオが製作・公開しましたが、最新作の第3作目は米ディズニーがフォックスを買収したことでマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品として製作されることがわかっています。
本記事では『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品という位置付けで製作された2作とMCU作品として製作予定の第3弾について紹介していきます。
まだ、『X-MEN』シリーズや『MCU』シリーズを観ていないという方は下記の「あわせて読みたい」も観てみてくださいね!
目次
デッドプール(2016)
デッドプール
正義の心などこれっぽっちもナシ!?破天荒なスーパーヒーローが大暴れ!マーベルコミックスの異色作を実写化したアクション。自分勝手で下品なギャグを繰り出してばかりいるデッドプールのキャラに加え、情け容赦ないバイオレンス描写も魅力。
あらすじ
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特殊部隊を除隊したウェイド・ウィルソンは「正義の味方」と称して気まぐれにチンピラやストーカーのような小悪党を退治するトラブルシューターとして、日銭を稼ぐ暮らしをしていた。稼いだ金は行きつけの酒場で景気よく使うのが日課で、戦って死ぬかどうかの賭け「デッド・プール(死の賭け)」に興じたりと、気ままな暮らしを送っていた。
そんなある日、ウェイドは酒場にやってきた高級娼婦のヴァネッサと運命的な出会いをし、すぐに意気投合。2人の愛称は抜群でやがて結婚の約束までしますが、彼の身に突然の病魔が襲う。意識を失ったウェイドは訪れた病院で末期癌と宣告され、自暴自棄になるがヴァネッサはウェイドを支え、懸命に治療法を探す。
そんな中、絶望するウェイドの前にある組織のリクルーターを名乗る男が現れる。組織の力を借りれば、ウェイドの癌も完治するばかりかスーパーヒーローのような力も手に入るというのだ。にわかに信じがたい話だったが、他に方法はなくその話に応じるしかなかった。
そして、ウェイドが向かったのは工場のような研究施設。そこでは人工的にミュータントを作り、武器として販売しようとする非合法組織だった。ベットに拘束されたウェイドの前にエイジャックスとエンジェルという男女が現れ、謎の薬物を注射される。その薬物はミュータント遺伝子の活性化を促す効果があり、アドレナリンを放出させるためにという名目の過酷な拷問が始まる。
その結果、ウェイドのミュータント遺伝子が目を覚まし癌は消えて超人的な治癒力と強靭な肉体を手に入れた。その代償に全身が焼けただれたような傷跡が広がり醜い姿になってしまった。そのことに対して反抗的な態度を取るウェイドに対し、研究施設を取り仕切るフランシスに商品価値なしとして処分しようとされるのだが…。
予告動画
キャスト
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役名 | 俳優 |
---|
ウェイド・ウィルソン (デッドプール) | ライアン・レイノルズ |
ヴァネッサ | モリーナ・バッカリン |
フランシス・フリーマン (エイジャックス) | エド・スクライン |
ウィーゼル | T・J・ミラー |
エンジェル・ダスト | ジーナ・カラーノ |
ブラインド・アル | レスリー・アガムズ |
ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド | ブリアナ・ヒルデブランド |
コロッサス | ステファン・カピチッチ |
ドーピンダー | カラン・ソーニ |
リクルーター | ジェド・リース |
ボブ | ロブ・ヘイター |
スタッフ
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役名 | 俳優 |
---|
ウェイド・ウィルソン (デッドプール) | ライアン・レイノルズ |
ヴァネッサ | モリーナ・バッカリン |
フランシス・フリーマン (エイジャックス) | エド・スクライン |
ウィーゼル | T・J・ミラー |
エンジェル・ダスト | ジーナ・カラーノ |
ブラインド・アル | レスリー・アガムズ |
ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド | ブリアナ・ヒルデブランド |
コロッサス | ステファン・カピチッチ |
ドーピンダー | カラン・ソーニ |
リクルーター | ジェド・リース |
ボブ | ロブ・ヘイター |
デッドプール2(2018)
デッドプール2
痛快無責任ヒーローが正義のスーパーチームを結成!?ど迫力のアクションコメディ第2弾。『アトミック・ブロンド』など、怒涛の肉弾戦を描くデヴィッド・リーチを監督に迎え、アクションがパワーアップ。それを上回る進化を遂げた危険なジョークに爆笑必至。
あらすじ
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最愛の恋人ヴァネッサと幸せな日々を送る傍ら、ウェイドはデッドプールとして世界各地の犯罪組織をを壊滅させるツアーを敢行。仕事を終えて恋人の元に帰ると「子どもを作ろう」と言われ幸せの絶頂…と思いきやそんな日々は唐突に終わりを告げる。
突然、デッドプールに恨みを持つ犯罪組織の残党たちがヴァネッサの自宅に進入してきたのだ。ウェイドは必死の応戦をしますが、1人だけ仕留め損ねたことから敵のはなった銃弾によってバネッサの胸にあたってしまう。
悲しみに暮れ、自分を責め、酒場で飲んだくれたりと自暴自棄となったウェイド。最終的にヴァネッサのもとへ行くために自らの体を爆破するが、超人的な治癒力でたちまち直ってしまう。死ぬこともできない憐れなデッドプール。そんな時、X-MENのメンバーであるコロッセオから「自暴自棄にならずにお前はX-MENに入れ」と諭される。渋々受け入れたデッドプールだったが、ルールとして「相手を殺してはいけない」と告げられる。
そんな彼の初仕事はミュータント養護施設で理事長らを人質にとって暴れている少年ラッセル(ファイヤーフィスト)の救出だった。だが、デッドプールは相変わらず自分勝手に暴れ回り、ウェイド自身もラッセルと共に捕まってミュータントと専用の牢獄「アイスボックス」へ監禁されてしまう。
予告動画
キャスト
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役名 | 俳優 |
---|
ウェイド・ウィルソン (デッドプール) | ライアン・レイノルズ |
ケーブル | ジョシュ・ブローリン |
ヴァネッサ | モリーナ・バッカリン |
ラッセル・コリンズ (ファイヤーフィスト) | ジュリアン・デニソン |
ドミノ | ザジー・ビーツ |
ウィーゼル | T・J・ミラー |
ブラインド・アル | レスリー・アガムズ |
ドーピンダー | カラン・ソーニ |
コロッサス | ステファン・カピチッチ |
ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド | ブリアナ・ヒルデブランド |
ユキオ | 忽那汐里 |
理事長 | エディ・マーセン |
ブラック・トム | ジャック・ケシー |
ベドラム | テリー・クルーズ |
シャッタースター | ルイス・タン |
ツァイトガイスト | ビル・スカルスガルド |
バニッシャー | ブラッド・ピット |
ピッター | ロブ・ディレイニー |
ジャガーノート | ライアン・レイノルズ |
レッドネック | アラン・テュディック マット・デイモン |
チャールズ・エグゼビア (プロフェッサーX) | ジェームズ・マカヴォイ |
ハンク・マッコイ (ビースト) | ニコラス・ホルト |
ピーター・マキシモフ (クイックシルバー) | エヴァン・ピーターズ |
スコット・サマーズ (サイクロップス) | タイ・シェリダン |
オロロ・マンロー (ストーム) | アレクサンドラ・シップ |
カート・ワグナー (ナイトクローラー) | コディ・スミット=マクフィー |
ローガン (ウルヴァリン) | ヒュー・ジャックマン |
ライアン・レイノルズ | 本人 |
フレッド・サヴェージ | 本人 |
スタッフ
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監督 | デヴィッド・リーチ |
製作総指揮 | スタン・リー |
製作総指揮 | ジョナサン・コマック・マーティン |
製作総指揮 | ケリー・マコーミック |
製作総指揮 | イーサン・スミス |
製作総指揮 | アディッティア・スード |
製作総指揮 | レット・リース |
製作総指揮 | ポール・ワーニック |
脚本 | レット・リース |
脚本 | ポール・ワーニック |
脚本 | ライアン・レイノルズ |
音楽 | タイラー・ベイツ |
最新作『デッドプール』シリーズ第3弾製作へ!
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品として製作予定である『デッドプール』シリーズ第3弾の企画が進んでいます。米ディズニーがフォックスを買収したことでデッドプールがマーベル・シネマティック・ユニバースへ組み込まれるということですが、『デッドプール』シリーズといえば無責任極まりない行動と毒舌で人気のある異彩を放つアンチヒーロー。そのため、ファミリー向け企業のイメージを重視するディズニーゆえに全2作のような過激なジョークとバイオレンスな描写が削られ、売りどころが失われるのではないか…危惧する声も上がっています。2022年現在、脚本作業が進んでいることも伝えられており、ライアン・レイノルズ自らが2022年度中に70%の確率で始まると明かしています。どのような形でマーベル・ファンと「デッドプール」ファンを納得させるものが実現するのか…動きがあり次第Twitterか本ブログを更新していきます。
そんな『デッドプール』シリーズ第3弾は、デッドプール役のライアン・レイノルズも続投します。そして、脚本にはレット・リース&ポール・ワーニックに代わり、米人気アニメシリーズ『ボブズ・バーガーズ』でエミー賞に8連続ノミネートを果たしたウェンディー&リジー・モリノー姉妹が就任します。また、全2作に続きレイモンズとサイモン・キンバーグ、ローレン・ドナーがプロデューサーを務めます。
現時点でわかっていることは、上記のこととR指定として検討されているというだけです。その他の監督やレイノルズ以外のキャスト、撮影開始時期などの詳細については現時点で明らかになっていません。詳細が明らかになり次第、更新していきます。
今回は以上です。
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