『大脱出』シリーズ一覧｜全３作品のあらすじ・キャスト・スタッフを紹介！

レイ・ブレスリンは自ら重犯罪刑務所に収監された上でその盲点をついて脱獄する有名なセキュリティ・コンサルタント。これまでに14箇所もの刑務所に受刑者として入所し、その全てで脱獄を成功させてきた経歴を持つ。ある日、そんな彼の前にCIAの弁護士を名乗るジェシカがやってくる。彼女は連邦政府が極秘支援している完全非公式で場所もわからない民間刑務所があり、絶対脱出不可能であることを証明したいという。そこで”脱獄のプロ”のブレスリンに入所してもらい、報酬も２倍出すという。依頼を承諾したブレスリンは、ボルト巣の偽名を与えられ拉致同然に連れていかれる。

そこは、”墓場”の異名を持つ難攻不落の超ハイテク監獄要塞であった。さらにブレスリン自身の指南書をもとに設計された超ハイテクシステムで厳重管理された要塞であり、脱獄は不可能であるとされていた。そして、ブレスリンは何故か犯罪者尾の汚名を着せられており、何者かの手によって罠にかけられたと知る。脱出を試みるものの、その前に立ちはだかったのは囚人たちのボス・ロットマイヤーだった。

世界の唯一の脱獄のプロフェッショナル、レイ・ブレスリンが”墓場”とよばれる難攻不落の監獄タンカーから脱出を果たしてから数年後。現在は一流のスタッフを集めた警備会社を設立し第一線から退いていた。そんなある日、チェチェンで武装組織が人質をとり、収監されている仲間の解放を要求するという事件が起きていた。ブレスリンのチームは人質が処刑される直前に突入し、人質救出を目指すのだが、仲間よりコンピューターのアルゴリズムを信頼するジャスパー・キンブラルが任務から逸脱したミスを犯し、人質１人を死なせる結果となってしまう。この事態を重くみたブレスリンはキンブラルを解雇し、姿を消すのだった。

それから１年後、メンバーのシュー・レンはIT企業を経営する従兄弟ユーシェンを警備するためにバンコクへ赴いていた。そこでパーティーに参加するのだが、帰りにシューとユーシェンは覆面集団に誘拐されてしまう。足取りを追うブレスリンだったが、全容が謎に包まれた”ハデス”とよばれる監獄に収監されているという噂を耳にする。そこは全てがコンピューターに制御された”墓場”を超えるセキュリティの監獄であり、”ハデス”はあの”墓場”に資金提供していた謎の組織から援助を受けているというのだ。ブレスリンは旧友のトレス・デローサに協力を求め、シューの行方を探すことになるのだが、今度はルークが”ハデス”に連行されてしまうのだった。

中国全土を顧客にもつ世界的ハイテク企業ジャン社の社長令嬢ダヤ・ジャンが何者かに誘拐されるという事件が起きる。かつてジャン社に雇われ、ダヤの身辺警護を務めたシェン・ローは、異変に気づき立ち向かったのだが囲まれてしまい気絶してしまったのだ。意識を取り戻したシェンは取調べの際にポケットに入っていたUSBメモリに気づく。そこにはレイ・ブレスリンという名前があり、それを頼りに脱獄のプロフェッショナル、レイ・ブレスリンの元に向かうのだった。そしてUSBメモリの中にはかつて監獄要塞”墓場”で倒したレスター・クラークの息子レスター・クラークJr.の姿もあったのだ。そして、ダヤが拉致されているのは今まで誰も出たものはおらず全容が謎に包まれた秘密監獄”悪魔砦”に囚われている情報を得たブレスリンは、シェンとデローサとともに救出に向かうのだが、ブレスリンのパートナー・アビゲイルが”悪魔砦”に拉致されてしまう。