『ゴッドファーザー』シリーズをおさらいしたいなぁ…。
こんな疑問を解決します。
- マリオ・プーゾのベストセラー小説が原作
- アカデミー賞3部門、ゴールデングローブ賞、グラミー賞などを受賞
- アメリカ国立フィルム登録簿に永久保存された名作!
権力という孤独 愛という哀しみ 男という生き方.
本記事は『ゴッドファーザー』シリーズの振り返りをしていきます。
『ゴッドファーザー』シリーズをおさらい!
公開年 | タイトル |
---|---|
1972 | ゴッドファーザー |
1974 | ゴッドファーザー PARTⅡ |
1990 | ゴッドファーザー PARTⅢ |
2020 | ゴッドファーザー<最終章> マイケル・コルレオーネの最期 |
不朽の名作『ゴッドファーザー』三部作。
1作目が爆発的なヒットとなり、『ジョーズ』(1975)が公開されるまでハリウッドの興行収入記録を打ち立てた映画として有名です。
そして1作目に引き続き、第2作目もアカデミー賞受賞という快挙を成し遂げた唯一の作品としても有名であり、「あなたの好きな映画は?」と聞かれたら『ゴッドファーザー』と答える方も多い作品!
本作の舞台は1945年の第二次世界大戦後のアメリカ。シチリア移民としてアメリカにやってきたヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)と跡継ぎのマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)の家族ドラマを描きます。家族との関わりやビジネス戦略など、正に「人生の教科書」のような映画になります。
しかしマフィアの物語となると渋すぎるイメージがありますが、マフィアの世界のバイオレンスな部分に加え、人生の哲学と家族愛が描かれた人間ドラマ作品です。
「まだ観ていない…」という方は『ゴッドファーザー』の世界観のスゴさを体験していないとなるとかなり勿体ない!
映画1本3時間という長編映画になりますが、クセになる面白さがるので「オススメの観る順番」を紹介していきます。
『ゴッドファーザー』シリーズは公開順がオススメ!
- ゴッドファーザー(1972)
- ゴッドファーザー PARTⅡ(1975)
ゴッドファーザー PARTⅢ(1991)- ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期(2020)
『ゴッドファーザー』は公開順と時系列が異なります。
ここだけの話、時系列順の視聴がオススメなのですが、2作目『ゴッドファーザー PARTⅡ』が前作の「過去編」と「後日譚」の両方が混在している作品ということで、時系列順の観賞は実質不可能なんです。そのため、初見さんは公開順に観るのがオススメです!
また、『ゴッドファーザー PARTⅢ』と『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』は内容としては同じものになっています。最新版は『ゴッドファーザー PARTⅢ』の再編集版であり、フランシス・フォード・コッポラ監督が望んだ本当の完結編に仕上がっています。そのため、オススメの視聴順は『ゴッドファーザー PARTⅢ』を除いた順がオススメです!
『ゴッドファーザー』シリーズの時系列もチェック!
- ゴッドファーザー PARTⅡ(ヴィトーの物語)
- ゴッドファーザー
- ゴッドファーザー PARTⅡ(マイケルの物語)
- ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期(2020)
(※③と④は同一の作品です.)
『ゴッドファーザー』シリーズは上記のような時系列になっています。
ネタバレになってしまうので詳細は省きますが、とにかく映画史に残る重厚な人間ドラマが描かれた作品です。
まずは公開順に観賞してから時系列順に追っていくのがオススメです!
結論
『ゴッドファーザー』シリーズの順番は?
- 公開順←(初見さんはこれ一択!)
- 時系列順
では、『ゴッドファーザー』シリーズをオススメの順番で紹介していきます。
ゴッドファーザー(1972)
あらすじ
1947年。
出典:Paramount Pictures
マフィアのドン、ビト・コルレオーネの屋敷内で末娘コニーの結婚式が行われた。コルレオーネ家の一族、「ファミリー」と呼ばれるマフィア組織の面々ら総勢数百人が会す壮大な挙式だった。邸内の、ブラインドが下された書斎で、タキシード姿の右胸に血のような真っ赤な薔薇をさしたビトが、訪ねてきた友人の嘆願に耳を傾けていた。自分をすがってくる者には愛と権力、知力で十分に報いた。それがドン、〈ゴッドファーザー(名付親)〉としての義務、尊厳であった。
対立するブルーノ・タッタリアの息のかかった麻薬の売人ソロッツォが取引の話を持ちかけてきた。ビトは丁重に断ったが、長男ソニーが興味を示した。ソロッツォは、ビトが必ず邪魔してくると考え、彼の暗殺を企てる。
ある日、二男フレドを伴ってオリーブオイル会社から出てきたビトが襲撃された。全身に何発も銃弾を浴びた。崩れ落ちるようにして倒れた。ソロッツォ一味の仕業だった。病院に担ぎ込まれ、幸い一命は取りとめた。ビトへの襲撃はコルレオーネ・ファミリーに対する宣戦布告を意味をしていた。ソロッツォの背後に控えるタッタリア・ファミリーと、ニューヨークを縄張りとするマフィア組織が不気味な動きを見せ始める。
第2次大戦から復員した三男マイケルは、父親の暗殺未遂に強い憤りと怒りを憶え、すぐに病院へ駆けつけた。そこで偶然にも、ソロッツォ一味による二度目の襲撃に遭遇。間一髪、父親を救うのだった。やがて、マイケルは恋人ケイの願いを振り切り、マフィア社会に身を投じていくのだった……。
予告動画
キャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
ドン・ヴィトー・コルレオーネ | マーロン・ブランド |
マイケル・コルレオーネ | アル・パチーノ |
サンティノ・”ソニー”・コルレオーネ | ジェームズ・カーン |
フレデリコ・”フレド”・コルレオーネ | ジェームズ・カーン |
ケイ・アダムス・コルレオーネ | ダイアン・キートン |
トム・ヘイゲン | ロバート・デュヴァル |
クレメンザ | リチャード・カステラーノ |
コニー・コルレオーネ・リッジ | タリア・シャイア |
マクラスキー | スターリング・ヘイドン |
ジャック・ウォルツ | ジョン・マーリー |
ドン・エミリオ・バルジーニ | リチャード・コンテ |
ソロッツォ | アル・レッティエリ |
カーロ | フランコ・チッティ |
サル・テッシオ | エイブ・ヴィゴダ |
カルロ・リッジ | ジャンニ・ルッソ |
オッティリオ・キュネオ | ルディ・ボンド |
モー・グリーン | アレックス・ロッコ |
アポロニア・コルレオーネ | シモネッタ・ステファネッリ |
ファブリツィオ | アンジェロ・インファンティ |
アル・ネリ | リチャード・ブライト |
ルカ | レニー・モンタナ |
スタッフ
監督 | フランシス・フォード・コッポラ |
原作 | マリオ・プーゾ |
脚本 | フランシス・フォード・コッポラ |
脚本 | マリオ・プーゾ |
音楽 | ニーノ・ロータ |
ゴッドファーザー PARTⅡ(1974)
あらすじ
コルレオーネ・ファミリーは本拠地をニューヨークからラスベガスに近いタホー湖畔へ移っていた。縄張りを狙っていたハイマン・ロスの手下ロサト兄弟から襲撃され難を逃れたマイケルは、偉大な時代を生きた父ビトを想う。父ビトは母を殺され、難民としてアメリカに来た後ファミリーを築いていく……。
出典:Paramount Pictures
マイアミでファミリーのボスたちの会合を持った後、マイケルはキューバへ赴き利権獲得のため工作を図るが、兄フレドの裏切りに気づく。やがて犯罪調査委員会の公聴会に呼ばれたマイケルは裏切り者のペンタンジェリに証言を覆させて追求をかわすが、妻のケイはマイケルから離れていく……。
予告動画
キャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
ドン・マイケル・コルレオーネ | アル・パチーノ |
トム・ヘイゲン | ロバート・デュヴァル |
ケイ・アダムス・コルレオーネ | ダイアン・キートン |
ドン・ヴィトー・コルレオーネ | ロバート・デ・ニーロ |
フレデリコ・”フレド”・コルレオーネ | ジョン・カザール |
コニー・コルレオーネ・リッジ | タリア・シャイア |
ハイマン・ロス | リー・ストラスバーグ |
フランキー・ペンタンジェリ | マイケル・V・ガッツォ |
フレドの妻 | マリアンナ・ヒル |
FBI捜査官 | ハリー・ディーン・スタントン |
トニー | ダニー・アイエロ |
サンティノ・”ソニー”・コルレオーネ | ジェームズ・カーン |
ジョンソン | トロイ・ドナヒュー |
ウィリー | ジョー・スピネル |
パット・ギアリー議員 | G・D・スプラドリン |
アル・ネリ | リチャード・ブライト |
ドン・ファヌッチ | ガストーネ・モスキン |
サル・テッシオ | エイブ・ヴィゴダ |
カルロ・リッジ | ジャンニ・ルッソ |
スタッフ
監督 | フランシス・フォード・コッポラ |
原作 | マリオ・プーゾ |
脚本 | フランシス・フォード・コッポラ |
脚本 | マリオ・プーゾ |
音楽 | カーマイン・コッポラ |
音楽 | ニーノ・ロータ |
ゴッドファーザー PARTⅢ(1990)
あらすじ
1979年。ファミリーを守ってきたマイケルは老境にさしかかり、自分の犯した罪に苦悩していた。彼は資産を合法化すべくバチカン銀行と大司教に接近する。寄付の見返りに叙勲を受けたマイケルは家族と再会する。マイケルはソニーの息子で従弟のビンセントをジョーイ・ザザから呼び戻し、合法的なビジネスをさせようとする一方、かつてのボスたちにビジネス合法化を宣言する。しかし短気なビンセントはザザと争いマイケルの娘メアリーと恋におち、病に倒れたマイケルを再び血なまぐさい戦いに巻き込んでいく……。
出典:Paramount Pictures
予告動画
キャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
ドン・マイケル・コルレオーネ | アル・パチーノ |
ケイ・アダムス | ダイアン・キートン |
ビンセント | アンディ・ガルシア |
コニー | タリア・シャイア |
メアリー・コルレオーネ | ソフィア・コッポラ |
アンソニー・コルレオーネ | フランク・ダンブロシオ |
アル・ネリ | リチャード・ブライト |
アンドリュー・へーゲン | ジョン・サヴェージ |
ハリソン弁護士 | ジョージ・ハミルトン |
グレース・ハミルトン | ブリジット・フォンダ |
アルトベッロ | イーライ・ウォラック |
ジョーイ・ザザ | ジョー・マンテーニャ |
フレデリック・カイシング | ヘルムート・バーガー |
ランベルト枢機卿 | ラフ・ヴァローネ |
ギルディ大司教 | ドナル・ドネリー |
ドン・ルケーゼ | エンゾ・ロブッティ |
スタッフ
監督 | フランシス・フォード・コッポラ |
製作総指揮 | フレッド・フックス |
製作総指揮 | ニコラス・ゲイジ |
脚本 | フランシス・フォード・コッポラ |
脚本 | マリオ・プーゾ |
音楽 | カーマイン・コッポラ |
音楽 | ニーノ・ロータ |
ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期(2020)
『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』(2020)は『ゴッドファザー PARTⅢ』(1990) は最新編集版としてフランシス・フォード・コッポラ監督本人が再編集して作り上げました。
本作はコッポラー監督と原作者で脚本家のマリオ・プーゾが理想とした題名と構想だったようで正統の続編であることに間違いありません。
なので「本来の完結編」を観たいという方はこちらがオススメです!
衝撃の完結編を観てみましょう!
『ゴッドファーザー』シリーズをおさらい|まとめ
公開年 | タイトル |
---|---|
1972 | ゴッドファーザー |
1974 | ゴッドファーザー PARTⅡ |
2020 | ゴッドファーザー<最終章> マイケル・コルレオーネの最期 |
結論
『ゴッドファーザー』シリーズの順番は?
- 公開順←(初見さんはこれ一択!)
- 時系列順
今回は以上です。
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