『ヘルボーイ』シリーズ一覧｜全３作品のあらすじ・キャスト・スタッフ紹介！

1944年、第二次世界大戦における敗色が濃厚であった旧ドイツ軍は、形勢逆転のために科学技術と妖術を使い、形勢逆転を狙っていた。

超常現象研究家であるブルーム教授は、28歳の若さで米大統領の顧問であり、今はトランダム大修道院の跡地を調べるため。アメリカ軍の兵士達と行動を共にしていた。その修道院はナチス軍に占拠されており、殺し屋でトゥーレ教会の会長でもあるカール・ルプレヒト・クロエネンの姿もあった。実は、この大修道院は現世と冥界の境界に建てられたもので、ナチス軍は冥界の扉を開き、七つの龍心であるオグドル・ヤハドを呼び出そうとしていた。なんとかブルーム教授を含むアメリカ軍がこれを阻止、計画の中心人物であったグレゴリ・E・ラスプーチンは魔界へ吸い込まれていった。

だが、長時間魔界の入り口を開けてしまった結果、「何か」がこちら側に来ている可能性が高かった。そしてブルームは全身が真っ赤な赤ん坊と出会うことになる。

謎の生物として保護された悪魔ヘルボーイはブルーム教授の養子となり、人間と同じように育てられ、今ではサイコメトリー能力を持つ半魚人エイブ、パイロキネシス能力を持ちヘルボーイの恋人リズと共に、超常現象捜査防衛局で極秘裏に魔物退治をする日々を送っていた。

そんなヘルボーイが少年に成長した頃、ブルーム教授から寝る前の物語として、エルフの王バロルがゴブリンの家事職人に”疲れを知らぬ無敵の軍隊”ゴールデン・アーミーの設立を要請し、ヌアダ王子の進言もあり、王は軍の製造を許可。完成したゴールデン・アーミーを操作するために魔法の王冠を手に入れたのである。出撃したゴールデン・アーミーは人間達を殲滅するが、その強大さ故に王冠を３つに分け、その１つを人間に、あとの２つは自身が保持し、停戦の条件として人間は街に住み、魔物は森に住み、停戦は世界の終わりまで守るように告げるのだった。だが、王子は強欲な人間を信じられず、民に求められるその日までと去っていた。そして、ゴールデン・アーミーは地中深くに封印され、再び王冠が１つになる日を待ち望んでいるんだ。そんな伝説を聞かされる。

それから数十年、マンハッタンの地下でヌアダ王子は人間の横暴に怒りを抱き、ゴールデン・アーミーを復活させるべく行動を開始。手始めに忠実な同士で巨体・怪力のMr.ウィンクと共に、古代遺物のオークションに出品された”ベツムーラの王冠”の一片を強奪した。

その報告は超常現象捜査防衛局にも入り、エージェント達は現場に直行する。

暗黒時代、キング・アーサーは最強の魔術師ブラッドクイーンのヴィヴィアン・ニムエが２度と地球を支配できなくするため、エクスカリバーで彼女をバラバラに切断。彼女の四股はそれぞれ箱に入れられ封印し世界中に散らすのだった。

現在、ティワナ。ヘルボーイは吸血鬼の捜査に行ったきり戻ってこない同僚のルイーズを捜していた。彼の足取りを追い闘技場を訪れると、ルイーズがカマゾッツと名を変えて覆面レスラーとしてリングに上がっているのを見つける。ヘルボーイは彼とリングでマッチし、どうにか覆面をとって連れ帰ろうとすると、突然ルイーズがバンパイアに変身し凶暴化してしまう。闘争の末、ヘルボーイはルイズに瀕死のダメージを負わせてしまい、彼は死ぬ直前、「アヌン・ウン・ラーマ、やがて終わりが訪れる」と呟き息を引き取るのだった。

同僚を失った悲しみと友人を殺めてしまったことにショックを受けたヘルボーイは、ヘルボーイの育ての親であるブルーム教授が寄越したエージェントによって超常現象調査防衛局調査防衛局本部へ戻ってくるよう伝えられる。オフィスへ帰ったヘルボーイへ、イギリスのオアシスクラブから巨人退治の依頼を受け、失意のままイギリスへ渡ることに。

同じ頃、ヘルボーイを憎む悪の妖精グアルバッガと魔女バーハ・ヤガは、復讐を果たすため、ニムエを蘇らせるべく世界中の教会にいき人間を襲い始めた。