【風の谷のナウシカ】登場人物まとめ｜名前から生い立ちまで徹底解説！

映画『風の谷のナウシカ』は1984年に公開した劇場版アニメ―ション。腐海に侵食していく不安定な世界の中でも自分の信念を信じ必死に力強く生きていく作品です。見ている私達も勇気をもらえるようなそんな本作の登場人物について徹底解説していきます！

風の谷の住民

ナウシカ

16歳の主人公で風の谷の族長ジルの末娘。風の流れを読んでメーヴェを乗りこなす「風使い」なうえに剣術の腕前もすごく、身体能力も高い。また強いリーダーシップと真っすぐな心、持ち前の行動力により人々を自然と惹きつける少女です。腐海にいる生物や植物が毒を出すのは大地と水の毒を吸っているからと気づいており腐海に対して人一倍興味を持っています。ナウシカの母と兄姉たちは腐海の毒により亡くなっています。

テト

テトは長い尻尾と耳を持つ小型の獣。ユパ様が保護したキツネリスで本来人には懐かないがナウシカには心を許して行動を共にしている。

ジル

風の谷の族長でナウシカの父。昔はナウシカのように「風使い」でしたが腐海の毒に侵されてしまい病の床に伏せています。風の谷に侵攻してきたトルメキア兵によって亡き者とされてしまいました。50歳。

城オジ（ミト/ゴル/ギックリ/ニガ）

城オジとは風の谷で城の谷を守っている年配の男性たち。実は腐海の毒に侵されたことによる四肢硬化が原因で農作業が出来なくなってしまった人たちです。

ミトは右目に眼帯をしている少しきつめな印象の男性。40歳で城オジもリーダー的存在。ナウシカの忠臣であり、よくナウシカやユパと行動を共にしています。主にガンシップの操縦を担当していました。

ゴルはトルメキア兵に人質として同行しています。風の谷が王蟲の大群に襲われるときは谷の人たちを酸の海の近くへ避難誘導を促していました。（画像の右の男性）

ギックリ、ニガはナウシカの初陣に同行していました。ギックリは上の画像真ん中の男性です。

大ババ

風の谷で一番のお年寄りで100歳を超えています。盲目ですが風の谷では一番の知恵者で村人から敬愛されており、「青き衣の者」の伝承について語っています。腐海を焼き払おうとしているクシャナやトルメキア兵に愚かさを警鐘していました。

ユパ・ミラルダ

ジルの旧友でありナウシカの剣術による師でもあります。腐海辺境で№１とされる剣豪で人々から尊敬されており人望も厚い人物です。剣豪ながらも争いや殺生は好まず、腐海の謎を解き明かす為に旅を続けており自然や文化などの教養も得ています。

ペジテの住民

アスベル

アスベルはペジテ市の王子。トルメキア軍がペジテを滅ぼしたことに復讐心が芽生え、ガンシップに乗って1人でクシャナが乗っている艦隊を襲撃しました。しかしその後腐海に墜落してしまい蟲に追われていたところでナウシカに出会います。巨神兵で腐海を燃やすことに賛同していましたが罪のない人たちまで殺そうとしていた仲間に失望しナウシカの脱出を助けてくれることになりました。ちなみにラステルはアスベルの双子の妹さんです。

ラステル

ラステルはアスベルの双子の妹。ペジテの女王様でトルメキア侵攻により人質として囚われていましたが艦隊が乗せている巨神兵の卵の重さに耐えきれず腐海に侵入した際に蟲に襲われ風の谷付近で墜落してしまいました。墜落した後、ナウシカに発見されましたが積み荷の巨神兵の卵を燃やしてと頼んで息を引き取りました。

ペジテ市長

ペジテ市の最高責任者。目的のためには犠牲もやむを得ないという考え方で風の谷を作戦のために壊滅させようとしました。トルメキア兵を憎んでいますが腐海を巨神兵で焼き払うという目的には賛同しているようです。

ラステルの母

ペジテ市の王妃さんでアスベルとラステルの母。娘のラステルをトルメキア兵に亡き者とされますが風の谷を巻き込んで報復するのは違うと考えており、ナウシカの心情を理解し救出に手を貸してくれます。

トルメキア王国の住民

クシャナ

クシャナはトルメキアの第4皇女。過去に蟲に襲われ体の一部を失っており左腕が義手となっています。巨神兵をトルメキア本国に渡すのを良いと考えておらずトルメキアから離反して辺境諸国を統合しトルメキア本国から抗おうとしていました。巨神兵の力で腐海を焼き払おうと考えています。ナウシカと違い冷酷で非道な人物に見えますが内面では人間が蟲や腐海におびえることない世界を作りたいという信念が感じられます。

クロトワ

クロトワはクシャナの配下で側近。27歳で飄々とした言動が見られます。クシャナの艦隊が墜落したと知らせを聞いた際には最高司令官になったと思い秘めていた野心を独白をしました。その証拠にクシャナが無事生還した際に「短い夢だった」と自嘲しています。