映画『ランボー』シリーズを知りたいなぁ…。
こんな疑問を解決します。
- 1982年から始まったアクションシリーズ
- ディヴィッド・マレルの処女出版小説『一人だけの軍隊』の映画化作品
- シルヴェスター・スタローンの代表作
混迷の時代、
“世界最強の1人軍隊《ワンマン・アーミー》”が帰ってくる….
本記事では映画『ランボー』シリーズをおさらいしていきます。
映画『ランボー』シリーズはこの順番で観よう!
公開日 | タイトル |
---|---|
1982 | ランボー |
1985 | ランボー:ファーストブラッド パートII (怒りの脱出) |
1988 | ランボー3/怒りのアフガン |
2008 | ランボー/最後の戦場 |
2019 | ランボー ラスト・ブラッド |
映画『ランボー』シリーズは『ロッキー』シリーズと並ぶシルヴェスター・スタローンの代表作。ベトナム戦争から帰還し、社会から孤立したジョン・ランボーを中心に描かれたアクションシリーズです。
結論を先に言うと、映画『ランボー』シリーズは公開順=時系列順になっているので公開順に観れば間違いありません。
2020年時点で5作品が公開されており、トータル383分と1日で観終わる計算になります。公開順に観ないと混乱してしまう可能性が高いため、公開順に『ランボー』シリーズは観ましょう!
小説『一人だけの軍隊』が原作の『ランボー』シリーズ
映画『ランボー』シリーズはデヴィッド・マレルの小説『一人だけの小説』が原作であり、戦地で苛烈な経験で精神を病んだベトナム帰還兵ランボーがワシントン州のとある田舎町で迫害を受け、自らの身を守るために戦うという「ベトナム戦争によって負ったアメリカの傷」が描かれます。
ランボーは決して好戦的なキャラクターではなく、それどころか戦いというものから距離をおきたいのが本音。とにかく放っておいて欲しいと願っているのです。
本作の映画の根底にあるのはアメリカにおけるベトナム帰還兵の非難とそのやり場のなさへの風刺…この戦いで政治的勝利を得られなかったことから国に戻って来た帰還兵の風当たりは強く、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患った帰還兵も多かったと言われています。ランボーもその1人であり、本作はランボーの挫折を描いているのです。
圧倒的アクションシーンが見どころのシリーズなのは確かですが、1作目『ランボー』は人間ドラマ作品。そして2作目からアクション・エンターテインメント色が強めとなっています。
ランボー(1982)
あらすじ
ランボー(シルヴェスター・スタローン)はベトナム時代の戦友を訪ねたが、戦争の後遺症で既に死んでおり、やむなく近くの街に立ち寄った。だがその街の警察署長ティーズル(ブライアン・ドネイ)は若い警官たちと共にランボーをからかい、虐待した。ところが、何をされても無抵抗だったランボーが突然反抗し始めたのは、髭を剃られようとした時だった。ランボーの忍耐は限界に達し、凄まじい殴り合いが始まった。あっという間に警官を叩きのめし、オートバイを奪って逃走した。追跡するパトカー。かつて朝鮮戦争の英雄であったティーズルにとってグリーン・ベレー上がりの若僧にコケにされるのはたまらない屈辱だった。追撃戦はハイウェイから山中へと移され、ランボーが断崖絶壁に立ったところをヘリコプターから狙撃する。ランボーはこぶし大の石で狙撃手を絶命させ武器を手に入れた。近代兵器と物量を投入して追跡をあきらめないティーズルたちを、夜の闇を利用して1人、また1人と倒していくランボー。このニュースは一夜にしてアメリカ全土に広がり、山麓は報道陣で膨れ上がった。一方警察も1000人を動員し、山狩りを開始した。そこに、トラウトマン(リチャード・クレナ)という男が現れ、ランボーの意外な過去を告げた。トラウトマンはグリーン・ベレー時代のランボーの上司で、彼はランボーにどんな状況になっても生き残る特殊な訓練をほどこしているので警官を何人集めても勝ち目はないという。その頃ランボーは古い廃坑を偶然見つけ、奥深く掘られているトンネルを通って包囲網を脱出。通りかかった軍用トラックを襲い、橋に設けられた検問所を強行突破し、ティーズルへの報復を果たすべく街へ乗り込んだ。ティーズルもランボーとの対決はさけられないものと警察署に陣どり戦いの準備にとりかかった。間もなくランボーは疾風のように街に戻り、ガソリン・スタンドや銃砲店を火の海にした。警察署に近づいたランボーは、その屋上にティーズルが隠れているのを知り、マシン・ガンの掃射で周囲の灯りという灯りをすべて消してしまい、真っ暗闇になった署内にとびこんだ。屋上と1階で激しい銃撃戦が展開されティーズルは凄まじい音と共に床にたたきつけられた。束の間の静寂が訪れ、どこからともなくトラウトマンが姿を現わし、ランボーに降伏するよう説く。ランボーは大粒の涙を流しながら、ベトナムから帰国して以来、いかに国や他人から冷たくあしらわれたかを告白し、トラウトマンの説得に応じるのだった。
出典:MOVIE WALKER PRESS
予告動画
キャスト
役名 | 俳優 |
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ジョン・J・ランボー | シルヴェスター・スタローン |
サミュエル・トラウトマン大佐 | リチャード・クレンナ |
ティーズル保安官 | ブライアン・デネヒー |
アーサー | ジャック・スターレット |
ミッチ | デヴィッド・カルーソー |
デイヴ・カーン | ビル・マッキーニー |
ナルフォード | マイケル・タルボット |
ウォード | クリス・マルケイ |
シングルトン | デヴィッド・クローリー |
プレストン | ドン・マッケイ |
スタッフ
監督 | テッド・コッチェフ |
製作総指揮 | マリオ・カサール |
製作総指揮 | アンドリュー・ヴァイナ |
原作 | デヴィッド・マレル |
脚本 | シルヴェスター・スタローン |
脚本 | マイケル・コゾル |
脚本 | ウィリアム・サックハイム |
音楽 | ジェリー・ゴールドスミス |
ランボー:ファーストブラッド パートII (怒りの脱出)(1985)
あらすじ
前作で大事件を起こし服役中のランボーは、釈放と引き替えに、ベトナム戦争中に行方不明になった米兵の捜索を秘密裏に命じられる。命令は、捕虜を探し出すだけ。助け出すことは禁じられていたが、密林の軍事施設に捕えられ衰弱した捕虜を発見すると、彼は命令に背いて敵を攻撃、捕虜たちを連れ救出ヘリとの待ち合わせ地点を目指す。だが作戦責任者のマードックは、この想定外の事態に困惑し、ランボーと捕虜を見捨てることに。
出典:洋画専門チャンネル ザ ・シネマ
予告動画
キャスト
役名 | 俳優 |
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ジョン・J・ランボー | シルヴェスター・スタローン |
サミュエル・トラウトマン大佐 | リチャード・クレンナ |
マードック | チャールズ・ネイピア |
コー・バオ | ジュリア・ニクソン |
ポドフスキー | スティーヴン・バーコフ |
エリクソン | マーティン・コーヴ |
タイ | ジョージ・チェン |
バンクス | アンディ・ウッド |
スタッフ
監督 | ジョルジ・パン・コスマトス |
製作総指揮 | マリオ・カサール |
製作総指揮 | アンドリュー・G・ヴァイナ |
原作 | デヴィッド・マレル |
脚本 | ジェームズ・キャメロン |
脚本 | シルヴェスター・スタローン |
音楽 | ジェリー・ゴールドスミス |
ランボー3/怒りのアフガン(1988)
あらすじ
東南アジアのとある仏教寺院で静かに暮らしていたランボーのもとを、元上司で唯一の理解者であるトラウトマン大佐が訪れる。アフガニスタンでの任務に一緒に行かないかとの誘いだったが、ランボーは謝絶する。だが後日、その大佐が現地でソ連軍に捕まったとの知らせを受けたランボーは、大佐を救うため単身アフガンに向かう。敵は、圧倒的軍事力でアフガンを蹂躙する軍事超大国ソ連が誇る、最強の大部隊であった。
出典:洋画専門チャンネル ザ ・シネマ
予告動画
キャスト
役名 | 俳優 |
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ジョン・J・ランボー | シルヴェスター・スタローン |
トラウトマン | リチャード・クレンナ |
グリッグス | カートウッド・スミス |
ザイセン | マーク・ド・ジョング |
マソード | スピロス・フォーカス |
モーサ | サッソン・ガーベイ |
ハミッド | ドウディ・ショウア |
スタッフ
監督 | ピーター・マクドナルド |
製作総指揮 | マリオ・カサール |
製作総指揮 | アンドリュー・G・ヴァイナ |
原作 | デヴィッド・マレル |
脚本 | シルヴェスター・スタローン |
脚本 | シェルドン・レティック |
音楽 | ジェリー・ゴールドスミス |
ランボー/最後の戦場(2008)
あらすじ
アフガンでの戦いから20年。ベトナム戦争の英雄ランボーは、タイ北部のジャングルで静かに暮らしていた。そんな彼の元に米国のキリスト教支援団が訪ね、内戦が続く隣国ミャンマーに支援物資を届けるガイド役を依頼する。一度は依頼を断ったランボーだが、団体メンバーのサラの信念に心を動かされ、彼らを目的地までボートで送り届ける。その数日後、サラたちがミャンマー軍に拉致されたと知ったランボーは救出を決意する。
出典:洋画専門チャンネル ザ ・シネマ
予告動画
キャスト
役名 | キャスト |
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ジョン・J・ランボー | シルヴェスター・スタローン |
サラ・ミラー | ジュリー・ベンツ |
マイケル・バーネット医師 | ポール・シュルツ |
スクール・ボーイ | マシュー・マースデン |
ルイス | グレアム・マクタヴィッシュ |
ディアス | レイ・ガジェゴス |
エン・ジョー | ティム・カン |
リース | ジェイク・ラ・ボッツ |
アーサー・マーシュ | ケン・ハワード |
スタッフ
監督 | シルヴェスター・スタローン |
製作総指揮 | ランドール・エメット |
製作総指揮 | ジョージ・ファーラ |
製作総指揮 | アンドレアス・ティースマイヤー |
製作総指揮 | フロリアン・レクナー |
製作総指揮 | ダニー・ディムボート |
製作総指揮 | ボアズ・デヴィッドソン |
製作総指揮 | トレヴァー・ショート |
脚本 | シルヴェスター・スタローン |
脚本 | アート・モンテラステリ |
音楽 | ブライアン・タイラー |
ランボー ラスト・ブラッド(2019)
あらすじ
最強の一人軍隊VS最凶のメキシコ人身売買カルテル 今、ランボー史上最高の頭脳戦が幕を開ける!
かつてアメリカ陸軍特殊部隊、通称グリーンベレーの兵士として、ベトナム戦争を生き抜いたジョン・ランボー。
帰還してからはPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされながらも、伝説の戦闘マシンとして、世界各地で戦いに身を投じてきた。
そんなランボーも今ではアメリカに帰国し、故郷アリゾナの牧場を営みながら、古くからの友人のマリアとその孫娘のガブリエラと、“家族”として平穏に暮らしていた。
ところが、自分を捨てた実の父親がメキシコにいると知ったガブリエラが、ランボーの反対も聞かず一人で危険な地に踏み込み、人身売買カルテルに拉致されてしまう。
怒りに燃えるランボーは、最愛の“娘”を救出し、一味への復讐を果たすため、元グリーンベレーのスキルを総動員し、戦闘準備を始める──。
出典:ポニーキャニオン
予告動画
キャスト
役名 | 俳優 |
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ジョン・J・ランボー | シルヴェスター・スタローン |
カルメン | パス・ベガ |
ウーゴ・マルティネス | セルヒオ・ペリス=メンチェータ |
マリア・ベルトラン | アドリアナ・バラーサ |
ガブリエラ | イヴェット・モンレアル |
ビクトル・マルティネス | オスカル・ハエナダ |
スタッフ
監督 | エイドリアン・グランバーグ |
製作総指揮 | リュウ・ロン |
製作総指揮 | チャン・クン |
製作総指揮 | ルイス・アリオラ |
製作総指揮 | ジェフリー・グリーンスタイン |
製作総指揮 | ジョナサン・ヤンガー |
製作総指揮 | クリスタ・キャンベル |
製作総指揮 | ラティ・グロブマン |
製作総指揮 | アリエル・ヴロメン |
製作総指揮 | ジェフ・ガム |
脚本 | マシュー・シラルニック |
脚本 | シルヴェスター・スタローン |
音楽 | ブライアン・タイラー |
『ランボー』シリーズの主なキャスト
ジョン・J・ランボー(シルヴェスター・スタローン)
シルヴェスター・スタローンはアメリカの俳優・監督・プロデューサ・脚本家。彼は『ロッキー』シリーズや本作『ランボー』シリーズでアクションスターとしての地位を不動のものとした。その後、『クリフハンガー』(1993) や『デイライト』(1996) など、鍛え上げ抜かれた肉体美を駆使した作品を売りとしていますが、元々顔面神経麻痺や言語障害により、決して表現力に長けているとは言えないものだった。ですが、役作りにはストイックに取り組むことで知られており、俳優としての評価はアカデミー賞受賞のみならず、脚本家としても1度ノミネートされている。
トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)
リチャード・クレンナはアメリカの俳優。彼はNBCのラジオに出演したことで俳優を志し、大学卒業後、ラジオ番組で有名となり活動の場を広げた。そしてTVシリーズの『マッコイじいさん』や『スラッタリー物語』でお茶の間の人気を独占し脚光を浴びた。
ティーズル保安官(ブライアン・デネヒー)
ブライアン・デネヒーはアメリカの俳優・映画監督・脚本家。彼は本作『ランボー』(1982) で保安官役で強烈な印象を残し、『ネバー・クライ・ウルフ』(1983) や『コクーン』(1985) などに出演し、話題作には欠かせないバイプレイヤーとなった。その後も『建築家の腹』(1987) でシカゴ映画祭最優秀主演男囚賞を受賞。それ以降も数々の名作に出演した。
ボドフスキー中佐(スティーヴン・バーコフ)
スティーヴン・バーコフはイギリスの俳優、劇作家、演出家。彼は映画やTVドラマへの出演では悪役が多く、『007 オクトパシー』(1983) や『ビバリーヒルズコップ』(1984) 、本作『ランボー/怒りの脱出』でも悪役として注目を集めた。
映画『ランボー』シリーズをおさらい|まとめ
公開日 | タイトル |
---|---|
1982 | ランボー |
1985 | ランボー:ファーストブラッド パートII (怒りの脱出) |
1988 | ランボー3/怒りのアフガン |
2008 | ランボー/最後の戦場 |
2019 | ランボー ラスト・ブラッド |
結論
映画『ランボー』シリーズの順番は?
- 公開順←(初見さんはコチラ!)
今回は以上です。
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