『ロボコップ』シリーズ一覧｜全４作品のあらすじ・キャスト・スタッフを紹介！

舞台は近未来、アメリカ合衆国ミシガン州南部の都市・デトロイト。かつて自動車産業の栄華を誇ったデトロイトは犯罪都市と化しており、巨大コングロマリット企業「オムニ・コンシューマ・プロダクツ（通称：オムニ社）」によって民営化された警察を含むデトロイト全体を支配していた。そんな場所に転任してきたアレックス・マーフィ巡査が西部署を訪れる。リード巡査部長に迎えられ、この街を生き抜く厳しさを伝えられた後、相棒のアン・ルイス巡査と共に一連の警官殺しにおける犯人にして指名手配中のマフィア「クラレンス一味」を追うことになる。カーチェイスと銃撃戦の末、一旦逃げられたものの再び工場跡地で発見。無謀にも応援を待たずに二手に分かれて突入した２人だったが、マーフィはその場で囲まれてしまい容赦無く何発も銃弾を撃たれてしまう。ルイスが駆けつけた時にはマーフィは瀕死の状態であり、すぐさま病院に運ばれるも既に手遅れだった。その頃、オムニ社で開かれた会議では副社長のジョーンズが新型警察用ロボットED-209をお披露目していた。だが、未完成にもかかわらずジョーンズの独断で発表されたロボットは故障を起こし重役を誤って殺してしまうという事件を起こしてしまう。一方、ジョーンズの出世を阻もうとする重役の１人、モートンは自身が開発を指揮した「ロボコップ・プロジェクト」を進言し、承認を受けていた。モートンがプロジェクトの”候補者”を探していたところ、ちょうど格好の材料として重症のマーフィが見つかり、かくして彼をロボット警察官「ロボコップ」として蘇る！

近未来、犯罪都市デトロイトでは史上最悪の新型麻薬”ヌーク”が蔓延しており、公衆衛生局長が中毒患者によって射殺される事件まで起きていた。デトロイト市警はオムニ社と労働条件改善を求め、ストライキ権を発動し、街の至る所で犯罪が横行していた。そんな中、マーフィ＝ロボコップと相棒ルイスだけはデモやストライキ運動にも参加せず、警官として働いていた。

そんなある夜、”ヌーク”製造の裏にいる組織、ケイン一味のヌーク工場を見つけた２人は、そこで一般市民がが働かされていることを知る。ロボコップはそこでケイン一味太刀と銃撃戦の末、何人か取り逃してしまう。その中にはまだ12歳のボブ・ミルズがおり、彼を”ターゲット不可”のプログラムのために撃てず、逆に頭部を撃たれてしまうのだった。

近未来のデトロイト、前作の大失態を犯してしまったオムニ社は、業績回復に躍起になっており、長年のプランである「犯罪もなく貧しさもない、200万人の働き口がある夢の街”デルタ・シティ”」という都市再開発計画を進めていた。しかし、業績不振のオムニ社は多国籍日系企業カネミツの傘下に組み込まれてしまう。そんな中、デトロイトの旧市街地が犯罪多発していることを受けて計画が順当に進められておらず、カネミツは苛立ちを覚えていた。そこで一般市民たちを追い出すための私設特殊部隊”Rehab”を派遣し、反抗する市民たちを強引に追い出し強制収容所に送り込み始めていた。ロボコップはそれを阻止しようとするも…。

2028年、デトロイトに本社を置く巨大企業オムニコープ社は軍事用ロボットを中東の戦場に投入し、莫大な利益を生んでいた。しかし、アメリカでは世論の勢いもあり販路拡大を阻まれ、苦戦を強いられていた。原因はヒューバート・ドレイファス議員が発案した「ロボット配備を規制する」ドレイファス法であり、心を持たず命の尊さを解せないロボットに人間の生殺を任せることに根強い反発があったのだ。

警察官であるアレックスはある日、相棒のジャック・ルイス刑事と共に麻薬捜査をしていたところ、汚職警官のタレ込みから組織の仕掛けた爆弾によって瀕死状態に陥ってしまう。彼の妻クララの同意を得たノートン博士は、アレックスの脳・心臓・肺以外を改造し、”ロボコップ”として蘇らせるのだった。