映画『ラッシュアワー』は1998年に公開されたアクション・コメディ作品。香港警察のリー警部(ジャッキー・チェン)とロサンゼルス市警察のジェームズ・カーター刑事(クリス・タッカー)の刑事コンビがあらゆる事件を解決していくシリーズものです。
今回は『ラッシュアワー』シリーズをこれから観ようという方向けにオススメの視聴順番やお得に観る方法を紹介します。前半は『ラッシュアワー』とはどんな作品なのか。そして後半にオススメの視聴順番やあらすじまで紹介していきます。
映画『ラッシュアワー』シリーズ全4作品
公開年 | タイトル |
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1998 | ラッシュアワー |
2001 | ラッシュアワー2 |
2007 | ラッシュアワー3 |
2016 | ラッシュアワー |
『ラッシュアワー』ってどんな作品?
映画『ラッシュアワー』シリーズは香港警察のリー警部とロサンゼルス市警のカーターがタッグを組み事件を解決していくアクションコメディ作品。なんと言ってもアジアのトップスターでスタントアクションのキングであるジャッキー・チェンと、かつて最も稼ぐコメディアンとして知られていたクリス・タッカーがタッグを組んだということで世界中のファンを賑わせました。
ですが、ジャッキー自身は『ラッシュアワー』シリーズが好きでないことを自身のブログで公言しており、「第1作に出演を決めた理由は米国の映画マーケットを試すためであり、作品自体に期待はしていなかった。撮影終了時には作品内容にもアクションシーンにもがっかりした。アクションのスタイルがアメリカ的すぎて気にいらなかった。アメリカ的なユーモアも良く分からなかった」と語っておりましたが、結果的に興行収入2億4,400万ドルを超える大ヒットとなり、シリーズ化という流れに到りました。
このジャッキーが本作を気に入らなかった理由として、ジャッキーらしい体を張ったアクションが少なかったのが主な原因。ジャッキーの『酔拳』シリーズんファンからしたら物足りない作品となっています。なので、ジャッキーとクリス・タッカーの凹凸コンビが繰り出すコメディ作品として観ると楽しめますよ。
ロサンゼルス在住の中国領事館の娘が誘拐される事件が発生し、香港からハンの友人であり信頼のおけるリー捜査官を呼び寄せた。しかし、FBIはよそ者の介入をよしとせず、地元ロス市警のカーター刑事にリーを捜査から遠ざけるよう依頼する。リー捜査官はカーターに自分の任務を遂行するのを邪魔されるのを嫌い、反発し合う2人。リーは一瞬の隙にカーターの魂胆を見抜き、誘拐された少女を助けるために領事館に単身で乗り込んだはいいものの、その時に犯人から身代金の要求の連絡が入る。逆探知で犯人たちの居場所を特定しますが、到着して直ぐ目の前で爆発。その時、リーガ長年追っていた国際犯罪組織のサン(ケン・レオン)を発見し、リーは後を追うのでした。一方、カーターはリーを探しながら犯人たちのアジトを単独で発見し、手柄を立てようと張り切るのですが…。
映画『ラッシュアワー』のメインキャスト
- リー警部(ジャッキー・チェン)
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リーは香港警察の警部。彼は凄腕の武術の達人で余計なことは一切話さない男。第1作目では誘拐された少女とは面識があり、救出に信念を燃やしています。ところが監視役のカーター刑事に邪魔をされ、なんとか自分の任務を遂行するためにリーを出し抜こうとします。
リー警部を演じるのはアジアのトップスターであるジャッキー・チェン。彼はカンフーアクション映画の世界にコメディ映画の要素を取り入れた人物でアジア圏で特に人気のある俳優です。彼は今年67歳を迎えた現在もアクションスタントをこなすことで知られています。
- ジェームズ・カーター刑事(クリス・タッカー)
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ジェームズ・カーターは地元ロス市警の刑事。彼はロス市警切ってのトラブルメーカー。FBIからの捜査協力要請が自分のところにきたことで、FBIの捜査官になれるのではと大いに張り切っています。今回、彼に課せられた任務はリー警部の監視。それを知った彼は馬鹿にされている感じ、操作を1人でしようとしていきます。
ジェームズを演じるのは人気コメディアンであるクリス・タッカー。彼は本作でMTVムービー・アワードを受賞。その後、3作品目である『ラッシュアワー3』で約21億もの報酬でオファーされていながらも出演を断ったことで知られており、その後もう一本の映画と合わせて50億ドルで出演を承諾しました。
『ラッシュアワー』シリーズには「カルフォルニア・ガールズ」が流れる!
映画『ラッシュアワー』シリーズには劇中でアメリカのロックバンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」の「カリフォルニア・ガールズ」が使われています。本バンドはサーフィン&ホットロッドと呼ばれる楽曲群にロックンロールと異なる分野の音楽、コーラスによるハーモニーを乗せたという特徴を持ちます。
また、本作の一種のテーマソングとして使われているエドウィン・スターの「War」も有名です。エドウィン・スターと言えば、ソウルミュージックシンガーで彼の代表曲「War」はノーマン・ホイットフィールドとバレット・ストロングによって手掛けられ、反戦歌として知られるようになりました。
日本語字幕監修にナインティナインが起用⁉︎
映画『ラッシュアワー』のコメディのセリフの滑稽さを表現するため、日本語字幕監修に岡村隆史と矢部浩之空なるお笑いコンビであるナインティナインが起用されました。岡村といえば、元々ジャッキーのファンとして知られており、アクション大作『ドラゴン・キングダム』(2008)のTVCMのナレーションが決まり、約10年ぶりという再会が実現しました。これは『ラッシュアワー2』以来のもので「子供の頃からのヒーロー。何度会ってもブルってしまいます」と憧れの眼差しを向ける姿がそこにありました。
映画『ラッシュアワー』シリーズのオススメの順番はこちら!
- 『ラッシュアワー』三部作
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- ラッシュアワー(1998)
- ラッシュアワー2(2001)
- ラッシュアワー3(2007)
- リメイク版
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- ラッシュアワー(2016)
映画『ラッシュアワー』シリーズのオススメの順番は上記の通りとなっており、『ラッシュアワー』三部作とリメイク作品に分けることができます。初見さんは『ラッシュアワー』三部作から観ることをオススメしており、ジャッキーとクリスの凹凸コンビを楽しむのが一番かと思います。
ですが、かなり人気の作品なので「もう一度観よう…」としている方もいらっしゃるはずです。そういった方はあまり知られていないリメイク版『ラッシュアワー』(2016)がオススメです。リメイク版はジャスティン・ハイアーズとジョン・フーが刑事コンビを演じ、本作でもキレッキレのアクションとマシンガントークを披露してくれます。ドラマ作品なのでストーリーも厚くなっており三部作がお気に入りという方なら間違いなく楽しめる1作となっています。
ラッシュアワー(1998)
あらすじ
予告動画
キャスト
スタッフ
ラッシュアワー2(2001)
あらすじ
予告動画
キャスト
スタッフ
ラッシュアワー3(2003)
あらすじ
予告動画
キャスト
スタッフ
ラッシュアワー(2016)
予告動画
エピソード一覧
メインキャスト
映画『ラッシュアワー4』続編最新作の企画が進行中!
映画『ラッシュアワー4(仮題)』の制作に期待が高まる中、Mail Onlineはジャッキーのマネージメント会社から声明が発表され、出演予定がないことを明かしていました。ですが、リー警部の相棒役を演じるクリス・タッカーは2018年2月に『ラッシュアワー4』について取り組んでいる最中だと明かしており、制作が進行中だと明かされています。
そしてESPNの「The Plug」に出演したクリスは、『ラッシュアワー4』について「ああ、僕とジャッキーはそれに取り組んでいるよ」と明言。「確かに映画化される。ジャッキーも準備ができているし、僕たちは第4弾をやりたいと思っている。だからこの企画が忘れられることはないよ」とはっきり口にしました。
ですが企画が進行している様子はなく、2019年には脚本段階であり撮影を開始するために早くても2021年を予定しているようです。これは早くても2022年ごろもリリースされると予想されますが、それが実現するかはジャッキーとタッカーが大きな鍵となるでしょう。
近いうちに新たな展開があることを期待しつつ、気長に待つしかないですね。
今回は以上です。
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