映画『マイティ・ソー』は「マーベルコミック」が出版しているヒーローコミックの一つである『マイティ・ソー』を原作とした映画化作品。本作は『MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)』作品の1作品であり、『アイアンマン2』(2010)に続く第4作目となる作品です。
そんな本作はケネス・ブラナー監督、スタン・リー製作総指揮により制作され、主演のクリス・ヘムズワースとトム・ヒドルストンはハリウッドの駆け出し俳優でしたが、北米で2週連続第1位を記録。世界興行収入4億ドル以上のヒットとなりました。
今回はそんな『マイティ・ソー』シリーズをこれから観ようという方向けにオススメの視聴順番やお得に観る方法を紹介します。前半は『マイティ・ソー』とはどんな作品なのか。そして後半にオススメの視聴順番やあらすじなどを紹介していきます。
目次
映画『マイティ・ソー』シリーズ全4作品
公開日 | タイトル |
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2011 | マイティ・ソー |
2013 | マイティ・ソー/ダーク・ワールド |
2017 | マイティ・ソー バトルロワイヤル |
2022 | ソー/ラヴ&サンダー |
『マイティ・ソー』シリーズって?
映画『マイティ・ソー』シリーズは北欧神話の雷神”トール”をモデルとしたキャラクター。ムジョルニアというハンマーを携え、神話がテーマとしたマーベルの中でも異質な存在を放つヒーローです。
そんな『マイティー・ソー』シリーズはMCU作品に分類される作品であり、『アベンジャーズ』にも参加します。MCUの中では第4作目にあたり、ギリシャ神話ということでファンタジー要素の強い作品となっています。特に2作目は映画『アベンジャーズ』の後のアスガルドと地球が描かれ、マーベルファンにはたまらない展開が散りばめられています。中でもソーが持つ北欧神話の鎚”ムジョルニア”や北欧神話の槍”グングニル”、北欧神話の聖剣”ホーフンド”なども登場。『アベンジャーズ』の公開以前は日本ではあまり知られていないヒーローでしたが、今ではスーパーヒーローの中でも大変人気の高いキャラクターとなっています。
映画『マイティー・ソー』のメインキャスト
- ソー・オーディン(クリス・ヘムズワース)
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ソー・オーディンはアスガルドの第1王子にして、オーディンとフリッガの実子である時期アスガルド王候補。全能のハンマー”ムジョルニア”を持ち、アスガルド最強と称されるほどの力を持つ。そんなソーはアスガルドの王位継承のの戴冠式の日、アスガルドとヨトゥンヘイムの休戦協定を不安定にしたとして傲慢な性格をオーディンに咎められ、人間界に追放されてしまう。
クリス・ヘムズワースは本作のヒットとアベンジャーズの公開によって、一気にスターダムへ躍り出て、相乗効果でクリヘムの愛称でハリウッドスターの仲間入りした。それ以降、ロン・ハワード監督作品『ラッシュ/プライドと友情』(2013)ではレーシングドライバーのジェームス・ハント役。そしてNetflix作品『タイラー・レイク -命の奪還-』(2020)ではタイラー・レイク役などに出演。
- ロキ・オーディンソン(トム・ヒドルストン)
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ロキ・オーディンソンはアスガルド第2王子にしてソウの弟。ヨトゥンヘイムの王、ラウフェイの息子であり、戦争の際に捨てられていたのをオーディンに拾われた。そんなロキは嘘や悪戯・口八丁に長けており、ソーに対して尊敬する半ば、激しい嫉妬心や劣等感を抱いている。
トム・ヒドルソンはクリス・ヘムズワースと同じく、本作で注目を浴びた俳優。2013年にはジム・ジャームッシュ監督の恋愛映画『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ』でティルダ・スウィントンと共に生きる吸血鬼カップルを演じ、美しくミステリアスな容姿にファンを魅了した。その他にも2015年公開の『ハイ・ライズ』でのロバート・ラング役。2017年公開の『キングコング:髑髏島の巨神』でジェームズ・コンラッド役で出演した。
映画『マイティ・ソー』シリーズのオススメの順番はこちら!
『マイティ・ソー』シリーズのオススメの順番はこちら!
- フェイズ1
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- マイティ・ソー(2011)
- アベンジャーズ(2012)
- フェイズ2
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- マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013)
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)
- フェイズ3
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- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)
- マイティ・ソー バトルロワイヤル(2017)
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)
- アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)
- フェイズ4
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- ソー/ラヴ&サンダー(2022)
映画『マイティ・ソー』シリーズのオススメの順番は上記の通り、全8作品になります。これはMCUシリーズ中でマイティ・ソーが出演する作品を集めたものであり、『ソー』ファンなら必ず抑えておきたい作品です。
初見さんは上記の順番よりMCU全作品がオススメなのですが、全て見るとなると30作品にもなるのでかなり時間がかかります。時間のある方は下記の『アベンジャーズ』シリーズをオススメしているのですが、時間がそこまで掛けられないという方は下記をオススメします。
時間がない方はこちら!
- マイティ・ソー(2011)
- マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013)
- マイティ・ソー バトルロワイヤル(2017)
- ソー/ラヴ&サンダー(2022)
上記の『マイティ・ソー』4作品は最低限みておきたい作品になります。こちらを最後まで観た後、「ソーの活躍をもっとみたい」と思った方は「オススメの視聴順番」を見ることで更に「マイティ・ソー」が好きになること間違いなしです。この機会に彼の活躍を共に追ってみてはいかがですか?
ここからは『マイティ・ソー』に絞ってあらすじ・キャスト・スタッフを紹介していきます。
マイティ・ソー(2011)
マイティ・ソー
同名マーベル・コミックを原作に、クリス・ヘムズワース演じる豪放磊落なヒーロー・ソーの魅力がたっぷり。浅野忠信が本作で記念すべきハリウッドデビューを飾っている。
あらすじ
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ユグラシルに守られた9つの世界の1つ、アスガルド。そこはアース親族の国王オーディンにより統治された国で周囲の国との小競り合いはあるものの、巨大な王国として君臨し続けていた。
西暦965年。オーディン率いるアスガルドの軍団はラウフェイ率いるヨトゥンヘイムのフロスト・ジャイアントの侵略から地球を守るために戦っていた。先頭の末、フロスト・ジャイアントを破りそのパワーの源である「箱」を押収。
そして現代。オーディンから最強のハンマー”ムジョルニア”を受け継ぎ、アスガルドの平和と9つの世界の秩序を守ることを誓ったソーだが、アスガルド王位継承の儀式の最中にヨトゥンヘイムからの刺客が現れ、儀式を台無しにされる。オーディンは休戦協定を崩したくないとするが、儀式を台無しにされたソーは憤り、ヨトゥンヘイムに攻め入ることをオーディンに提案するが却下されてしまう。そこで、不甲斐ない父を見返してやろうと考えたソーは弟のロキと幼馴染のシフ、「ウィリアーズ・スリー」のヴォルスタッグ、ホーガン、ファンドラルを引き連れ、勝手にヨトゥンヘイムに攻め入った。最初こそ優勢だったものの多勢に無勢でピンチに陥ってしまうが、オーディンによって助け出される。だが、ソーの傲慢さによってオーディンの怒りを買い、罰としてソーのパワーを奪い、ムジョルニアと共に地球に追放されてしまうのだった。
予告動画
キャスト
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役名 | 俳優 |
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ソー | クリス・ヘムズワース |
ジェーン・フォスター | ナタリー・ポートマン |
ロキ | トム・ヒドルストン |
エリック・セルヴィッグ | ステラン・スカルスガルド |
ダーシー・ルイス | カット・デニングス |
フィル・コールソン | クラーク・グリッグ |
ラウフェイ | コルム・フィオール |
ヘイムダル | イドリス・エルバ |
ヴォルスタッグ | レイ・スティーヴンソン |
ファンドラル | ジョシュア・ダラス |
ホーガン | 浅野忠信 |
シフ | ジェイミー・アレクサンダー |
イサベラ・アルヴァレス | アドリアナ・パラッザ |
ジャスパー・シットウェル | マキシミリアーノ・ヘルナンデス |
フリッガ | レネ・ルッソ |
オーディン | アンソニー・ホプキンス |
クリント・バートン | ジェレミー・レナー |
ニック・フューリー | サミュエル・L・ジャクソン |
ソー(少年期) | ダコタ・ゴヨ |
ロキ(少年期) | テッド・オールプレス |
『マイティ・ソー』キャスト一覧
スタッフ
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監督 | ケネス・ブラナー |
製作総指揮 | アラン・ファイン |
製作総指揮 | スタン・リー |
製作総指揮 | デヴィッド・メイゼル |
製作総指揮 | パトリシア・ウィッチャー |
製作総指揮 | ルイス・デスポジート |
脚本 | アシュリー・エドワード・ミラー |
脚本 | ザック・ステンツ |
脚本 | ドン・ペイン |
音楽 | パトリック・ドイル |
『マイティ・ソー』スタッフ一覧
マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013)
マイティ・ソー/ダーク・ワールド
ヒットシリーズの第2弾。ソーが対立していたロキと共に兄弟で危機に立ち向かっていく熱い展開に加え、ナタリー・ポートマン演じるジェーンとの恋の行方も見逃せない。
あらすじ
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遥か昔、マレキス率いるダークエルフの軍とアスガルドの軍は全てを破壊するほどの比類なき力を持つ6つのエネルギー結晶石”インフィニティ・ストーン”の1つを巡る戦いを行なっていた。なんとかアスガルドの先々代の王にしてオーディンの父ボーの率いるアグガルド軍が応戦し、なんとかエーテルを奪い取ることに成功し、エーテルは世界を繋ぐ時空の狭間に封印され、まれキスは宇宙のどこかで眠りについた。
現代、ニューヨーク決戦から1年後、ロキはアスガルドでの裁判を終えて永久に投獄されることが決定した。一方、ソーは惑星直列によって混乱に陥った9つの世界の戦争や略奪により混乱している世界の平和を取り戻すため、ウォーリアーズ・スリーとシフと共に戦いに明け暮れる日々を送っていた。
その頃、ソーの恋人であるジェーンは重力や空間異常の調査のためにロンドンを訪れていた。そこで惑星直列の影響により、世界の境界が不安定になっている場所を発見し、境目に吸い込まれてしまい、その場に埋められていたエーテルと接触してしまう。そして、エーテルの活性化を感知したマレキスも同時に目覚めてしまうのだった…。
予告動画
キャスト
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役名 | 俳優 |
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ソー | クリス・ヘムズワース |
ジェーン・フォスター | ナタリー・ポートマン |
ロキ | トム・ヒドルストン |
エリック・セルヴィグ | ステラン・スカルスガルド |
ヘイムダル | イドリス・エルパ |
マレキス | クリストファー・エクルストン |
アルグリム | アドウェール・アキノエ=アグバエ |
ダーシー・ルイス | カット・デニングス |
ヴォルスタッグ | レイ・スティーヴンソン |
ファンドラル | ザッカリー・リーヴァイ |
ホーガン | 浅野忠信 |
シフ | ジェイミー・アレクサンダー |
リチャード | クリス・オダウド |
エイア | アリス・クリーグ |
ティール | クライヴ・ラッセル |
イアン・ブースビー | ジョナサン・ハワード |
精神病患者 | スタン・リー |
フリッガ | レネ・ルッソ |
オーディン | アンソニー・ホプキンス |
ボー | トニー・カラン |
カリーナ | オフィリア・ラヴィボンド |
タニリーア・ティヴァン | ベニチオ・デル・トロ |
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』キャスト一覧
スタッフ
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監督 | アラン・テイラー |
製作総指揮 | スタン・リー |
製作総指揮 | ルイス・デスポジート |
製作総指揮 | ヴィクトリア・アロンソ |
製作総指揮 | クレイグ・カイル |
製作総指揮 | アラン・ファイン |
製作総指揮 | ナイジェル・ゴストゥロウ |
脚本 | クリストファー・L・ヨスト |
脚本 | クリストファー・マルクス |
脚本 | スティーヴン・マクフィーリー |
音楽 | ブライアン・タイラー |
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』スタッフ一覧
マイティ・ソー バトルロイヤル(2017)
マイティ・ソー バトルロイヤル
最強の敵を前に、ソーがヒーローチームを結成!?「マイティ・ソー」シリーズ第3弾。死の女神ヘラを相手に、ソーが盟友ハルクや宿敵ロキと手を組み、極限バトルを繰り広げる。コメディ出身監督が描く、キャラクター同士の軽快な掛け合いや独特な間にも注目。
あらすじ
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ウルトロンとの戦いから2年後。アスガルドの王子である雷神ソーはアベンジャーズを離れ、インフィニティ・ストーンを探す宇宙旅をしていた。その途中、アスガルドの滅亡”ラグナロク”をもたらす炎の巨人スルトに囚われるも、やっとのことで倒しアスガルドへと帰還した。その後、門番であるヘイムダルの姿がなく、代わりに戦闘員であるスカージがいることに気付き、何やら故郷の様子がおかしいことに気づく。父王のおかしな様子にピンときたソーが問い詰めると、実はマレキスとの戦いで死んだはずだった弟ロキがオーディンに化けていたのだった。
オーディンの不在を問い詰めると、ロキが地球にオーディンを置いてきたと告げたため、ソーはロキを引きずり地球に急ぐ。だが、オーディンがいるはずだった老人ホームは取り壊されており、オーディンの行方がわからなくなっていた。途方に暮れる2人だったが、その瞬間、魔術師ドクター・ストレンジの招待を受け、彼の住む”サンクタム・サンクトラム”に向かうのだった。
予告動画
キャスト
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役名 | 俳優 |
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ソー | クリス・ヘムズワース |
ロキ | トム・ヒドルストン |
ヘラ | ケイト・ブランシェット |
ヘイムダル | イドリス・エルバ |
グランドマスター | ジェフ・ゴールドプラム |
ヴァルキリー | テッサ・トンプソン |
スカージ | カール・アーバン |
スティーヴン・ストレンジ | ベネディクト・カンバーバッチ |
コーグ | タイカ・ワイティティ |
トパーズ・カルロ | レイチェル・ハウス |
スルト | クランシー・ブラウン |
ホーガン | 浅野忠信 |
ヴォルスタッグ | レイ・スティーヴンソン |
ファンドラル | ザッカリー・リーヴァイ |
ソー(茶番) | ルーク・ヘムズワース |
オーディン(茶番) | サム・ニール |
ブルース・バナー | マーク・ラファロ |
オーディン | アンソニー・ホプキンス |
ロキ(茶番) | マット・デイモン |
ナターシャ・ロマノフ | スカーレット・ヨハンソン |
『マイティ・ソー バトルロイヤル』キャスト一覧
スタッフ
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監督 | タイカ・ワイティティ |
製作総指揮 | ルイス・デスポジート |
製作総指揮 | ヴィクトリア・アロンソ |
製作総指揮 | ブラッド・ヴィンダーハラム |
製作総指揮 | トーマス・M・ハメル |
製作総指揮 | スタン・リー |
脚本 | エリック・ピアソン |
音楽 | マーク・マザースボウ |
『マイティ・ソー バトルロイヤル』スタッフ一覧
ソー/ラヴ&サンダー(2022)
ソー/ラヴ&サンダー
(Thor: Love and Thunder)
公開日:2022年2月18日
再生時間:-
MCUシリーズのフェーズ4位置付けられた映画『ソー/ラヴ&サンダー』。公開は2022年2月18日を予定されており、雷神ソーの物語が描かれます。本作は単独映画シリーズとして制作されており、『ドクター・ストレンジ2』の後になります。
主演はクリス・ヘムズワースが続投するほか、ジェーン・フォスター役のナタリー・ポートマンやヴァルキリー役のテッサ・トンプソンなども続投します。
ネタバレになりますので詳しいあらすじは伏せますが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でサノスとの激闘の後にアベンジャーズメンバーがそれぞれの道を歩み始めた後の話になります。ベースとなる原作は『ザ・マイティ・ソー』(2015~2018)で主人を失ったムジョルニアがジェーンを次の持ち主と指名し、ジェーンがそれを受け入れ、ソーの能力を継承するといったストーリー。そして、ヴィランは原作にも登場するゴル・ザ・ゴッド・ブッチャーや究極の悪魔マンゴッグという噂。
今後、どのような作品になるか楽しみに待つとしましょう。
今回は以上です。
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