映画『イエスタデイ』のあらすじ・キャストについて知りたいなぁ…。
こんな疑問を解決します。
- 2019年のコメディ・ファンタジー映画
- 監督ダニー・ボイル、主演ヒメーシュ・パテ
- 全世界で1億4590万ドルを記録した大ヒット作!
映画『イエスタデイ』は、ビートルズの存在が消え去った世界で、唯一ビートルズ覚えているシンガー・ソングライターの活躍を描くコメディ・ファンタジー作品。ユニークな設定をもとに展開されていくのだが、藤井哲夫の漫画『僕はビートルズ』のような作品とは別物であった。後ほどあらすじを紹介していくが、カンタンにまとめると「売れないしンガーソングライターが事故に遭ってビートルズと彼らの歌を知らない世界になっていた!」というもの。本作ではビートルズの名曲が散りばめられており、「イエスタデイ」に始まり「レット・イット・ビー」「Hey Jude」など登場する。ところが、ビートルズファンの中には不満が残る作品となった。ビートルズのオマージュが登場するのだが、ビートルズ愛が欠けているシーンが多々あるのだ。一部を紹介すると、”Hey Jude”を”Hey Dude”としてレコーディングしてしまうシーンなどだ。「音楽史に残るグループ」を讃える作品かと思えば…と期待していた分、残念だったのだろう。だが、見方を変えてみると面白い。特に音楽業界がビジネス視点で動いており、”ミュージシャンはお金を稼ぐ道具”として考えられている、人間的感情が欠落している事実が描かれているのだ。また、ビートルズが存在しなかったら…と思うと今の音楽業界は薄っぺらいものになってた可能性や全く違った音楽が流行っていた可能性さえある。そしてこの映画はビートルズを讃える作品でありつつ文化の忘却を伝える作品でもあるのという点も本作の見どころだ。ぜひ、未鑑賞の方は見て欲しい作品である。
今回は映画『イエスタデイ』のあらすじ・キャストについて紹介していきます。
『イエスタデイ』のあらすじ
イエスタデイ
(Yesterday)
公開日:2019年10月11日
再生時間:116分
昨日まで世界中の誰もが知っていたビートルズ
今日、僕以外の誰も知らない。
売れないシンガーソングライターのジャック(ヒメーシュ・パテル)は音楽教師の仕事を辞め、幼なじみの中学校の数学教師エリーの支えのもと、スーパーマーケットのアルバイトをしながらシンガーソングライターとして活動していた。そんな彼の音楽は全く売れず夢を諦めかけていた。
そんなある日、世界規模で12秒間の停電が発生した。真っ暗闇の中で交通事故に遭ったジャックは幸いなことに前歯を2本折っただけだった。
退院後、ジャックはエリーから退院祝いに新しいギターをプレゼントされる。そこで弾いた一曲は誰もが知る名曲「Yesterday」だった。だが、ジャックの友人たちは曲も、ビートルズも知らなかった。それどころかジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、ポール・マッカートニー、ジョン・レノンなど、ビートルズに関係するものが世界から消え去っていたのだ。そして彼らの名曲を覚えているのは世界でジャックのみであることに気づく。ジャックはこれをチャンスだと思い、記憶を頼りにビートルズの楽曲の数々を演奏するようになる。
『イエスタデイ』のキャスト・登場人物
- ジャック・マリック:ヒメーシュ・パテル
- エリー・アップルトン:リリー・ジェームズ
- ロッキー:ジョエル・フライ
- テブラ・ハマー:ケイト・マッキノン
- エド・シーラン:本人
- ジョン・レノン:ロバート・カーライル
ジャック・マリン
(俳優:ヒメーシュ・パテル)
ヒメーシュ・パテルはイギリスの俳優。彼は16歳でBBCのソープオペラ『イーストエンダーズ』のオーディションを受け、タムワル・マズード役に抜擢され有名になる。そして2011年に共演者のメリル・フェルナンデスとともにインサイド・ソープ・アワードのベスト・ウェディング部門を受賞。2016年にはシットコム『Damned』に出演した。映画作品は本作『イエスタデイ』が初出演であり、劇中ではビートルズの楽曲の生演奏も行われ、人気を博した。そして、『イエスタデイ』はフォックス放送主催のティーン・チョイス・アワードで”お気に入りの夏映画 : 男性編”にノミネートされている。そして、彼は2020年の話題作『TENET テネット』のマヒール役で出演している。
エリー・アップルトン
(俳優:リリー・ジェームズ)
リリー・ジェームズはイギリスの女優。彼女の祖母は映画『エイリアン』のマザー役などで知られるヘレン・ホートン。彼女の初出演作は2012年の『タイタンの逆襲』でコリーナ役として出演。同年、TVドラマ『ダウントン・アビー』に出演したことで知られるようになる。その翌年にはディズニー映画『シンデレラ』のオーディションを受け、シンデレラ役に抜擢された。そして2016年には舞台『ロミオとジュリエット』でジュリエット役に抜擢。今後の活躍に目が離せない女優の1人である。
ロッキー
(俳優:ジョエル・フライ)
出典:https://www.comingsoon.net/movies/news/1089949-joel-fry-disney-cruella
ジョエル・フライはイギリスの俳優。彼はイギリスの多くのTVシリーズに出演しており、中でも2011~2012年の『White Van Man』や『Trollied』『Plebs』などのコメディ作品への出演が多い。また、彼は『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズにも出演していることで知られている。
デブラ・ハマー
(俳優:ケイト・マッキノン)
ケイト・マッキノンはアメリカの俳優、コメディアンヌ。彼女はコロンビア大学でコメディ集団を結成し、卒業後はアメリカのデジタルチャンネルのコメディ番組『Big Gay Sketch Show』へ出演し、コメディアンヌとしてのキャリアをスタートした。本番組では4年間もの間レギュラーキャストとして様々な役柄に挑戦。2012年にはライブ・バラエティ『サタデー・ナイト・ライブ』でレギュラーキャストとして出演した。コメディエンヌとしての才能を開花させると2014年にはアメリカン・コメディ・アワード賞を受賞している。女優活動では、人気アニメシリーズ『ファミリー・ガイ』や『ザ・シンプソン』などの声を担当。映画作品には『サタデー・ナイト・ライブ』や『ゴーストバスターズ』などに出演した。
エド・シーラン
(本人:エド・シーラン)
エド・シーランはイギリスのシンガーソングライター。彼はルーパーペダルとアコースティックギターを駆使したメロディーを奏でることで知られており、グラミー賞を4度受賞している。彼の楽曲はどれも大ヒットを記録し、「Shape of You」はシングル、デジタルシングルセールスで2600万枚を超え、ストリーミング数などを合わせ、3つのギネス記録を獲得した。そして2019年位は世界中で3,800万枚以上のアルバムと1億枚のシングルをこれまで売り上げてきており、「世界で最も売れ行きの良いアーティスト」の1人として取り上げられた、また、本作ではそれもあって脚本を手掛けたリチャード・カーティスがエド・シーランに出演オファーしたとか…。そして本作『イエスタデイ』にはエド・シーランからの楽曲提供もあり、ビートルズの名曲とエド・シーランの名曲がセットで楽しめる。
ジョン・レノン
(俳優:ロバート・カーライル)
ロバート・カーライルはスコットランドの俳優。彼は21歳で俳優を目指すようになり、同時期から舞台監督としても活躍した。1994年には映画『司祭』でゲイの神父の恋人役。1995年にはBBCの『マクベス巡査』で主役を演じ人気を博す。その後、1999年のドラマに対する貢献によりエリザベス2世女王より大英帝国勲章を受賞。この時期からハリウッドにも進出し、TVドラマ『スターゲイト・ユニバース』や『ワンス・アポン・ア・タイム』に出演。映画作品には『トレインスポッティング』シリーズや『フル・モンティ』が有名である。
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