映画『ハッピー・デス・デイ』シリーズは、『ゲット・アウト』(2017)や『ハロウィン』(2018) 、『インシディアス』シリーズ などを次々と世に送り出してきたヒットメーカー「ブラムハウス・プロダクション」製作の新感覚タイムループホラー作品です。ループものは若者からの人気が非常に高いジャンルの1つですが、”ホラー×タイムループ” というホラー映画の定番をぶち壊した…そんな万人に文句なしでオススメできるシリーズになります。
そんな心配をされている方もいらっしゃると思いますが、『ハッピー・デス・デイ』シリーズはホラー作品と言っても、とてもライトな作風でコメディ色が強いものとなっています。
今回は地獄のタイムループ・ホラー『ハッピー・デス・デイ』シリーズ三部作を紹介していきます。
目次
ハッピー・デス・デイ(2017)
ハッピー・デス・デイ
ビッチなティーンが誕生日に殺され続けるタイムループ・ホラー。監督は『パラノーマル・アクティビティ 呪いの印』のクリストファー・ランドン。徐々に犯人像に近づいていく過程を笑いやロマンスも交えてテンポ良く描いている。
あらすじ
クリックして開く
9月18日の月曜日の朝。皆からツリーと呼ばれている女子大生テレサ・ゲルブマンは、大学の男子寮に住む見知らぬ男の部屋で目覚める。昨夜のパーティーで前後不覚に酔ったらしく、ツリーの体調は優れていなかった。部屋の主である見知らぬ男はカーター・デイヴィスといい、「このことは内緒よ」とカーターに口止めしたツリーは、昨晩の顛末を聞きたがるルームメイトと出くわしながらも部屋を後にする。クラスメイトに対して無愛想に振る舞いながら女子学生寮の自室に戻ると、ルームメイトのロリが待っていた。今日はツリーの誕生日だと知っていたロリは、彼女に手作りのカップケーキをプレゼントするが、高カロリーだからという理由で目の前で捨ててしまう。そしていつものように既婚者であるグレゴリー・バトラー教授との不倫を楽しみ部屋に戻る。
その夜、ツリーはダニエルに誘われてパーティー会場に向かっていた。ツリーの誕生日ということもあって父に食事を誘われていたが、彼女はそれを無視して夜道を1人向かっていた。途中、大学のフットボーツチームを応援していた1団とすれ違ったのだが、その中にチームのマスコットキャラ”ベビー・マスク”を被った男が、自分をじっと見つめていた。夜道を進むツリーだったが、工事用の照明で飾られた路上にオルゴールが置いてあることに気が付く。そして「バースデーソング」が流れ始め、オルゴールを手に取ろうとした。その時、いきなり彼女は”ベビー・マスク”に襲われ、必死に抵抗するが、男の持つ大きな刃物で刺されてしまう…。
…ふと気づくと、ツリーはスマホの音で目覚める。今日は18日の朝…さっき見たのは夢だと思う。しかし、彼女はカーターが頭痛薬をしまっている場所を覚えており、カーターの玄関の扉に掲げられた「今日は、残りの人生の最初の日」との言葉が目に入る。そして9月18日をループしていく…。
予告動画
キャスト
クリックして開く
役名 俳優 テレサ・”ツリー”・ゲルブマン ジェシカ・ローテ カーター・デイヴィス イズラエル・ブルサード ロリ・シュペングラー イズラエル・ブルサード グレゴリー・バトラー チャールズ・エイトキン ダニエル・ボーズマン レイチェル・マシューズ ステファニー・バトラー ローラ・クリフトン デヴィッド・バトラー ジェイソン・ベイル ジョン・トゥームズ ロブ・メロ ライアン・ファン フィー・ヴ ニック・シムズ ブレイン・カーン3世 ベッキー・シェパード カメリア・スミス ティム・バウアー カレブ・スピルヤーズ キース・ランブリー ラムジー・アンダーソン 学生 テネア・イントリアゴ サントラ保安官 デイン・ローズ ジュリー・ゲルブマン ミシー・イェーガー エミリー トラン・トラン
スタッフ
クリックして開く
監督 クリストファー・ランドン 製作総指揮 アンジェラ・マンキューソ 製作総指揮 ジョン・バルデッチ 製作総指揮 クーパー・サミュエルソン 製作総指揮 ジャネット・ヴォルトゥルノ 製作総指揮 セス・ウィリアム・マイヤー 脚本 スコット・ロブデル 音楽 ベアー・マクレアリー
ハッピー・デス・デイ 2U(2019)
ハッピー・デス・デイ 2U
自分が殺されまくる誕生日の繰り返しからようやく抜け出したツリーだったが、今度は恋人カータ ーのルームメイト、ライアンがタイムループにはまり、謎の殺人鬼から命を狙われることに。一度タイムループから脱出したツリーは、ライアンを助けるために殺人鬼の正体を暴こうとするが…。
あらすじ
クリックして開く
9月19日の火曜日。車の中で目覚めたライアンは、途中で老婦人の釣れた犬に吠えられ、茂みの中から現れたホームレスに驚かされ、スケボーの男とすれ違いながら、やっとの思いで自室に辿り着いた。今朝もツリーとカーターがいちゃついている姿を見せつけられ、2人の雰囲気をぶち壊し、部屋を追い出されてしまう。そんなライアンは、すぐ研究室に来るよう連絡が入り、研究仲間のサマールとドレと共に量子反応炉の研究を再開することに。彼らが開発した装置”シシー”は未完成であり制御できない状態だったのだが、昨晩装置が作動したというのだ。そこに学部長のプロンソン学部長が現れ、膨大な電力を消費し停電まで起こすことを問題視し、プロジェクトを中止するというのだ。そんな意気消沈したライアンのスマホに一通のメールが届く。中身は自分を映した写真…。そして使われていない研究室から物音がするのに気づき、正体を確かめようと扉を開ける。そこには”ベビー・マスク”をつけた男がおり、刺殺されてしまう。
…ふと気づくと、再び9月19日の火曜日に目が覚めるのである。
予告動画
キャスト
クリックして開く
役名 俳優 テレサ・”ツリー”・ゲルブマン ジェシカ・ローテ カーター・デイヴィス イズラエル・ブルサード ライアン・ファン フィー・ヴ サマール・ゴーシュ スラージ・シャルマ アンドレ・”ドレ”・モーガン サラ・ヤーキン ダニエル・ボーズマン レイチェル・マシューズ ロリ・シュペングラー ルビー・モディーン ディーン・ロジャー・ブロンソン スティーヴ・ジシス グレゴリー・バトラー ローラ・クリフトン ジュリー・ゲルブマン ミシー・イェーガー デヴィッド・ゲルブマン ジェイソン・ベイル ティム・バウアー カレブ・スピルヤーズ ジョン・トゥームズ ロブ・メロ パーカー博士 ケネス・イスラエル ニック・シムズ ブレイン・カーン3世 ベッキー・シェパード カメリア・スミス 学生 テネア・イントリアゴ エミリー トラン・トラン キース・ランブリー ラムジー・アンダーソン
スタッフ
クリックして開く
監督 クリストファー・ランドン 製作総指揮 ジャネット・ヴォルトゥルノ 製作総指揮 クーパー・サミュエルソン 製作総指揮 サムソン・ムク 製作総指揮 アンジェラ・マンキューソ 製作総指揮 ジョン・バルデッチ 脚本 クリストファー・ランドン 音楽 ベアー・マクレアリー
『ハッピー・デス・デイ』3作目の企画が始動中!
(C)Universal Pictures
”自分が死ぬ日”を繰り返すタイムループ・ホラー映画『ハッピー・デス・デイ』シリーズ3作目の企画が始動していることが明らかになっています。仮題ではありますが、『Happy Death Day To Us』ということで、1作目と2作目とは別の日を描くものと英Empire が伝えています。そして、プロデューサーのジェイソン・プラムがインタビューにて、「3部作ですから、3作目を作らなければならない」と意気込みを語っており、企画が練られている状況でしょう。ですが、2作目の興行収入が予想値を下回ったことから「制作される可能性はあまりありませんが、不可能ではない」とジェイソン・プラムがインタビューで答えたことがありますが、3作目の制作意思があることが明らかになっていますので、いつか公開されるでしょう。
そして、ストーリーは全2作が学生寮を舞台に大学生の主人公らがタイムリープに巻き込まれ、死ぬたびに同じ日の朝に舞い戻るのに対し、シリーズ3作目は1作目のアメリカ公開から4~5年が経過しており、この時間を埋めるのはキャストが年を重ねていくのと同じく、時間の流れに対抗することは得策ではないと判断したとのこと。「全く同じ日ということになると、全員、見た目が同じじゃなくちゃいけなくなる。そういうプレッシャーはなくなりました。」とクリストファー・ランドン監督が答えている通り、別の日でタイムリープが起こると予想されます。気になるのはビッチだったツリーが大学卒業後、どんな大人になったのか…。
進展があり次第、本ブログまたはTwitterの方で随時お知らせしていきます。
ブラムハウス・プロダクションズ制作映画もチェック!
出典:https://www.imdb.com/
「ブラムハウス・プロダクションズ(Blumhouse Productions)」 は、映画プロデューサーのジェイソン・ブラムによって設立されたアメリカの映画・TV製作会社です。設立者であるジェイソン・ブラムは、数々のヒット作に携わった敏腕映画プロデューサーとしてハリウッドでも名高き存在であり、大作というよりどちらかと言えば低予算ホラー作品に定評がある制作会社になります。怖くて面白い話題作を次々に送り出す「ブラムハウス・プロダクションズ」…ホラー映画ファンは「とりあえずブラムハウス制作映画を観れば正解」とだけ理解していただければOKです。
では、『ブラムハウス・プロジェクト』制作のオススメ映画を絞って紹介していきます。
インシディアス(2010)
インシディアス
「ソウ」×「パラノーマル・アクティビティ」の最恐コンビが生み出す究極のホラー!!150万ドルの低予算ながら、ずば抜けた完成度の高さから評論家からも絶賛され、全米&全英で5週連続TOP10入りを果たし、世界的ヒットを記録!
あらすじ
古く老朽化した家に引っ越してきたジョシュら5人の家族。ところがすぐに、屋根裏から不審な音が聞こえたり、物が勝手に動いたりという異変が続出する。そんなある日、小学生の息子ダルトンがハシゴから落ちて昏睡状態に。家族はすぐに引っ越すも、“何者か”の魔の手は家族に迫っており、ダルトンの身体を奪おうとする。
出典:MOVIE WALKER PRESS
VIDEO
パージ(2013)
パージ
全ての犯罪が合法化される12時間を描くバイオレンススリラー。「ガタカ」のイーサン・ホークが主演を務めたスリラー。殺人を含むあらゆる犯罪が許された無法地帯で繰り広げられる、息詰まる展開とバイオレンス描写に圧倒される。
あらすじ
年に12時間だけ、殺人を含む全ての犯罪行為を合法にする法律が定められたアメリカ。パージと呼ばれるその日を迎えたジェームズ・サンディン(イーサン・ホーク)は、最先端のセキュリティーシステムによって保護された自宅で妻子たちと夜を過ごすことに。だが、パージがスタートするや、ある男がジェームズの家に助けを求めてやって来る。息子がセキュリティーシステムを解除して彼を家にかくまうが、男を殺そうとする近隣住民が続々と集結。暴徒と化した彼らに囲まれたジェームズたちは反撃に挑むが……。
出典:シネマトゥデイ
VIDEO
ゲット・アウト(2017)
ゲットアウト
『パラノーマル・アクティビティ』シリーズのジェイソン・ブラム製作によるスリラー。初監督を務めた人気コメディアン、ジョーダン・ピールが人種差別を恐怖に昇華させ、衝撃の物語を演出。トランプ大統領の当選を受けて変更したというエンディングにも注目。
あらすじ
ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家へ招待される。若干の不安とは裏腹に過剰な歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティーに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかり。そんななか、黒人の若者を発見し携帯で撮影すると、フラッシュが焚かれた瞬間彼は鼻から血を流し急に豹変し、「出ていけ!」と襲い掛かってくる。”何かがおかしい”と感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようとするが…。
VIDEO
コメント