『トレインスポッティング』シリーズ一覧｜あらすじ・キャスト・スタッフを紹介！

スコットランド・エディンバラ。ドラッグ常習犯の青年マーク・レントンは走りながら豊かな人生において何を選ぶのかを考えていた。出生・家族・健康・保険・マイホームなど平穏な生活に興味はない…あるのはヘロインだけ。

そんな平凡な人生を送ることを拒んだ若者はヘロイン中毒者になることを選び、薬仲間のシックボーイ、スパッド、アリソンと共にアパートの一室でヘロインを打つのがお決まりだった。薬は修道院長と言われている売人に用意してもらっており、金さえあればいつでも用意してくれた。悩み事は全てヘロインのおかげで全て他人事に思える生活…怠惰で自由な日々を送っていた。

だが、レントンの両親に「ヘロインは毒で自信を破滅させる」と言われ続け、自身もヘロインの欠点は周りから説教を喰らうことだけだと思っていた。そして、盗みや窃盗を繰り返しながらふと我に帰った時、何度も薬を絶とうとするも気がついたらヘロインを求めてしまい毎回失敗位に終わっていた。

ある日、レントンは麻薬よりも制欲を満たそうと仲間を連れてパブへ出かける。そこで彼女のいないシックボーイとベグビーは早速気になった女性を口説き始め、彼女持ちのトミーとスパッドは互いの彼女の愚痴を言い合う。レントンも負けじと周囲を見渡すと、店から出ようとしていた美女ダイアンに惹かれどうにかこうにか口説き落とし、一夜を共にする。

翌朝、レントンはダイアンがまだ16歳の女子高生だと知り、一刻も早くダイアンから離れようとするも「また会ってくれなきゃ警察に通報する」とレントンを脅す。そして同じ頃、トミーは自家製ポルノ紛失事件で彼女を怒らせ別れを告げていた。そんなこんなで再び薬を打ちまくる日々…トミーはフラれたショックから初めてヘロインを注射する。それからしばらくレントンたちはあらゆる薬に手を染めるのだった。

しばらく経ったある日、いつもの部屋でアリソンが泣き叫んでいた。見かねたシックボーイがアリソンが泣き叫ぶ部屋に行くと、赤ちゃんのドーンが死んでいた。そして悲しみを忘れるためさらに薬を打っていき、これまで以上に盗みや強盗を繰り返していった。

そしてとうとうレントンとスパッドが逮捕されてしまった。スパッドは常習犯のため禁固刑６ヶ月、レントンは”薬を絶つ”ことを条件に執行猶予付きの判決となった…。

スコットランド・エディンバラ。

かつて大金を持ち逃げしてこの地を去ったマーク・レントンは、20年間逃げ回っていたその地に戻ってきていた。レントンはまず、かつての友人スパッドに会いにいった。しかし、家を訪れたときにスパッドは頭からビニール袋をかぶり自殺を図ろうとしていた。既のところでスパッドを助けるが、彼に腹を立てた。それは20年前、そして20年経った後もまた自分を裏切るなんて…。だが、スパッドは仕事をクビになり、妻と息子とも離れ離れになってしまっていたのだ。

レントンの１番の親友だったシックボーイは今尚変わらぬ生活を送っていた。現在は町外れのバーを経営していると見せかけ、売春や強請を本業としていた。そんなある夜、レントンの前にシックボーイが現れる。20年ぶりの最下位に胸が躍る中、突然取っ組み合いの喧嘩を始める。原因はもちろん20年前のレントンの裏切り。シックボーイにとって、”裏切り”の文字は心の中に重くのしかかっていたのだ。

最後に暴れんものとベグビーは刑務所生活を送っていた。なんとか刑務所し絵カツを逃れるため仲間に自分の腹を突き刺すように言うと、多少の誤差はあるものの病院へ移ることに成功。看守の目を盗み、外の世界へ脱出する。向かったのは妻の元へ…。だが、大学に通う息子と妻は怯えながらもベグビーを迎え入れ、半ば無理やり自分の仕事だと盗みをさせる。

それぞれの20年、走り続けた彼らの行先にいったい何があるのか…。